2022年11月13(日)に、福島記念(GⅢ)が行われます。
当記事では、過去10年の1着馬~3着馬を検証します。
父、母父、前走を振り返えると
気になる3つのポイントが出てきました。
福島を舞台とする伝統のローカルハンデ重賞。
極端には荒れない。
中穴くらいが多い印象。
密かに実力馬が集まるレース。
注目のレースになります。
まずは過去10年のレース結果をご覧ください。
過去10年のレース結果
過去10年ごとに以下の項目をまとめました。
タイム、1着馬~3着馬、性齢、負担重量、騎手。
丸印内の数字は馬番になります。
2021年 晴・良 16頭立て タイム 1:59.2
1着 ⑧パンサラッサ 牡4 56.0㎏ 菱田裕二
2着 ⑫ヒュミドール セ5 55.0㎏ 吉田豊
3着 ⑩アラタ 牡4 56.0㎏ 大野拓弥
2020年 晴・良 16頭立て タイム 1:59.6
1着 ③バイオスパーク 牡5 55.0㎏ 池添謙一
2着 ⑨ヴァンケドミンゴ 牡4 55.0㎏ 酒井学
3着 ⑦テリトーリアル 牡6 56.5㎏ 石川裕紀人
2019年 晴・良 16頭立て タイム 1:59.5
1着 ⑩クレッシェンドラヴ 牡5 55.0㎏ 内田博幸
2着 ⑨ステイフーリッシュ 牡4 57.5㎏ 中谷雄太
3着 ⑫ミッキースワロー 牡5 58.5㎏ 菊沢一樹
2018年 晴・良 16頭立て タイム 1:58.3
□2018年 晴・良 16頭立て タイム 1:58.3
1着 ②スティッフェリオ 牡4 55.0㎏ 丸山元気
2着 ⑥マイスタイル 牡4 55.0㎏ 田中勝春
3着 ①エアアンセム 牡7 57.0㎏ 田辺裕信
2017年 曇・良 15頭立て タイム 2:00.2
1着 ③ウインブライト 牡3 54.0㎏ 松岡正海
2着 ⑬スズカデヴィアス 牡6 56.0㎏ シュタルケ
3着 ⑥ヒストリカル 牡8 57.0㎏ 田中勝春
2016年 晴・良 16頭立て タイム 2:00.8
1着 ③マルターズアポジー 牡4 54.0㎏ 武士沢友治
2着 ⑬ゼーヴィント 牡3 55.0㎏ シュタルケ
3着 ①ダイワドレッサー 牝3 52.0㎏ 川須栄彦
2015年 晴・重 16頭立て タイム 2:02.5
1着 ①ヤマカツエース 牡3 54.0㎏ 津村明秀
2着 ⑧ミトラ セ7 57.5㎏ 柴山雄一
3着 ⑬ファントムライト 牡6 55.0㎏ 吉田隼人
2014年 曇・良 16頭立て タイム 1:58.1
1着 ①ミトラ セ6 56.0㎏ バルザローナ
2着 ⑨フラアンジェリコ 牡6 54.0㎏ 柴山雄一
3着 ④メイショウナルト セ6 57.5㎏ 田辺裕信
2013年 晴・良 16頭立て タイム 1:57.3
1着 ⑨ダイワファルコン 牡6 57.5㎏ 川須栄彦
2着 ②マイネルラクリマ 牡5 58.0㎏ 柴田大知
3着 ④ラブイズブーシェ 牡4 54.0㎏ 古川吉洋
2012年 晴・稍 16頭立て タイム 1:59.5
1着 ⑥ダイワファルコン 牡5 57.0㎏ 川須栄彦
2着 ⑨アドマイヤタイシ 牡5 54.0㎏ 丸山元気
3着 ⑯ダコール 牡4 55.0㎏ 佐藤哲三
過去10年の1着馬~3着馬の父、母父
時計のかかる芝コースを
得意とする血統が強い。
2021年
1着 ⑧パンサラッサ 父ロードカナロア 母父モンジュー
2着 ⑫ヒュミドール 父オルフェーヴル 母父チチカステナンゴ
3着 ⑩アラタ 父キングカメハメハ 母父ハーツクライ
2020年
1着 ③バイオスパーク 父オルフェーヴル 母父マイネルラヴ
2着 ⑨ヴァンケドミンゴ 父ルーラーシップ 母父アグネスタキオン
3着 ⑦テリトーリアル 父Teofilo 母父Street Cry
2019年
1着 ⑩クレッシェンドラヴ 父ステイゴールド 母父Sadler’s Wells
2着 ⑨ステイフーリッシュ 父ステイゴールド 母父キングカメハメハ
3着 ⑫ミッキースワロー 父トーセンホマレボシ 母父ジャングルポケット
2018年
1着 ②スティッフェリオ 父ステイゴールド 母父Mtoto
2着 ⑥マイスタイル 父ハーツクライ 母父フォーティナイナー
3着 ①エアアンセム 父シンボリクリスエス 母父サンデーサイレンス
2017年
1着 ③ウインブライト 父ステイゴールド 母父アドマイヤコジーン
2着 ⑬スズカデヴィアス 父キングカメハメハ 母父サンデーサイレンス
3着 ⑥ヒストリカル 父ディープインパクト 母父ノーザンテースト
2016年
1着 ③マルターズアポジー 父ゴスホークケン 母父Old Trieste
2着 ⑬ゼーヴィント 父ディープインパクト 母父ブライアンズタイム
3着 ①ダイワドレッサー 父ネオユニヴァース 母父スウェプトオーヴァーボード
2015年
1着 ①ヤマカツエース 父キングカメハメハ 母父グラスワンダー
2着 ⑧ミトラ 父シンボリクリスエス 母父サンデーサイレンス
3着 ⑬ファントムライト 父オペラハウス 母父サンデーサイレンス
2014年
1着 ①ミトラ 父シンボリクリスエス 母父サンデーサイレンス
2着 ⑨フラアンジェリコ 父ネオユニヴァース 母父ジャッジアンジェルーチ
3着 ④メイショウナルト 父ハーツクライ 母父カーネギー
2013年
1着 ⑨ダイワファルコン 父ジャングルポケット 母父サンデーサイレンス
2着 ②マイネルラクリマ 父チーフベアハート 母父サンデーサイレンス
3着 ④ラブイズブーシェ 父マンハッタンカフェ 母父メジロマックイーン
2012年
1着 ⑥ダイワファルコン 父ジャングルポケット 母父サンデーサイレンス
2着 ⑨アドマイヤタイシ 父シングスピール 母父Dubai Millennium
3着 ⑯ダコール 父ディープインパクト 母父Unbridled
過去10年の1着馬~3着馬の前走
前走、東京芝コースに出走した
馬が好走している傾向があります。
2021年
1着 ⑧パンサラッサ 東京 芝2000m オクトーバーS(OP)1着
2着 ⑫ヒュミドール 阪神 芝2400m 京都大賞典(GⅡ)10着
3着 ⑩アラタ 中京 芝2000m ケフェウスS(OP)1着
2020年
1着 ③バイオスパーク 京都 芝2400m 京都大賞典(GⅡ)9着
2着 ⑨ヴァンケドミンゴ 京都 芝1800m カシオペアS(OP)3着
3着 ⑦テリトーリアル 東京 芝2000m オクトーバーS(OP)1着
2019年
1着 ⑩クレッシェンドラヴ 中山 芝2200m オールカマー(GⅡ)5着
2着 ⑨ステイフーリッシュ 札幌 芝2000m 札幌記念(GⅡ)9着
3着 ⑫ミッキースワロー 中山 芝2200m オールカマー(GⅡ)2着
2018年
1着 ②スティッフェリオ 東京 芝2000m オクトーバーS(OP)4着
2着 ⑥マイスタイル 札幌 芝2000m 札幌記念(GⅡ)9着
3着 ①エアアンセム 中山 芝2200m オールカマー(GⅡ)4着
2017年
1着 ③ウインブライト 東京 芝1800m 毎日王冠(GⅡ)10着
2着 ⑬スズカデヴィアス 東京 芝2000m オクトーバーS(OP)3着
3着 ⑥ヒストリカル 東京 芝1800m 毎日王冠(GⅡ)9着
2016年
1着 ③マルターズアポジー 中山 芝1600m 秋風S(1600万下)1着
2着 ⑬ゼーヴィント 中山 芝2200m セントライト記念(GⅡ)2着
3着 ①ダイワドレッサー 京都 芝2000m 秋華賞(GⅠ)15着
2015年
1着 ①ヤマカツエース 東京 芝1600m 富士S(GⅢ)13着
2着 ⑧ミトラ 中山 芝2200m オールカマー(GⅡ)3着
3着 ⑬ファントムライト 東京 芝2000m アイルランドT(OP)3着
2014年
1着 ①ミトラ 東京 芝1600m 富士S(GⅢ)6着
2着 ⑨フラアンジェリコ 札幌 芝2600m 丹頂S(OP)11着
3着 ④メイショウナルト 新潟 芝2000m 新潟記念(GⅢ)10着
2013年
1着 ⑨ダイワファルコン 東京 芝2000m 天皇賞秋(GⅠ)15着
2着 ②マイネルラクリマ 小倉 芝2000m 小倉記念(GⅢ)3着
3着 ④ラブイズブーシェ 函館 芝2000m 札幌記念(GⅡ)10着
2012年
1着 ⑥ダイワファルコン 東京 芝2000m 天皇賞秋(GⅠ)10着
2着 ⑨アドマイヤタイシ 阪神 芝2000m ムーンライトH(1600万下)1着
3着 ⑯ダコール 中山 芝2200m オールカマー(GⅡ)9着
気になるポイント
過去10年の傾向とデータから
気になる3つのポイントが出ました。
1枠・2枠・5枠が好成績
過去10年の傾向から、
成績の良い枠番があります。
1枠・2枠・5枠です。
過去10年、3着内にきた
枠番の集計結果
枠番1 6回
枠番2 5回
枠番3 2回
枠番4 4回
枠番5 7回
枠番6 2回
枠番7 3回
枠番8 1回
過去10年、3着内にきた
馬番の集計結果
馬番① 4回
馬番② 2回
馬番③ 3回
馬番④ 2回
馬番⑥ 3回
馬番⑦ 1回
馬番⑧ 2回
馬番⑨ 5回
馬番⑩ 2回
馬番⑫ 2回
馬番⑬ 3回
馬番⑯ 1回
1枠・2枠・5枠になった
馬は注目になります。
余談ですが、外側の馬番⑭⑮⑯はかなり不利。
過去10年、馬番⑯の3着が1度あるだけ。
海外のような時計を要する芝コース向きの血統が強い
海外で成功する馬が活躍している。
パンサラッサ(2021年の福島記念1着馬)
→ドバイターフ(GⅠ)1着
ステイフーリッシュ(2019年の福島記念2着馬)
→レッドシーターフH(GⅢ)1着
→ドバイゴールドC(GⅡ)1着
ウインブライト(2017年の福島記念1着馬)
→QE2世C(GⅠ)1着
→香港C(GⅠ)1着
秋の福島芝コースのコンディションは、
海外のドバイや香港に似ているのかもしれません。
日本調教馬で海外重賞で勝利した馬を
父に持つ産駒が活躍しています。
ロードカナロア
オルフェーヴル
キングカメハメハ
ルーラーシップ
ステイゴールド
ハーツクライ
なお、当レースではディープインパクト系の成績は不振。
福島記念を狙ってきた3歳馬は要注目
3歳馬は出走が少ない。
その割に好成績を残している。
GⅠ出走経験のある馬は、
二桁着順の成績であっても好走傾向。
過去10年、福島記念の3歳馬の成績。
(2,1,1,7)
勝ち馬は2頭。
2017年 ウインブライト
2015年 ヤマカツエース
2頭の勝ち馬の共通点。
- 既に重賞勝ち経験がある。
- GⅠ出走経験がある。
- 3歳牡馬。
この共通点に当てはまる馬は要注目。
ポイントまとめ
気になる3つのポイントをまとめました。
- 1枠・2枠・5枠が好成績
- 海外のような時計を要する芝コース向きの血統が強い
- 福島記念を狙ってきた3歳馬は要注目
最後に
(語り手:フラップ)
様々な予想を考慮された上で、馬券検討の助けになればと思います。
馬券は自己責任でお願いします(*人>ω<)。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。