2022年9月19日(月・祝)にセントライト記念が行われます。
当記事では、過去10年の1着馬~3着馬を検証します。
父、母父を振り返えると
気になる3つのポイントが出てきました。
中山芝外回り2200mを舞台に行われる伝統ある菊花賞トライアルです。
まずは過去10年のレース結果をご覧ください。
過去10年のレース結果
過去10年ごとに以下の項目をまとめました。
タイム、1着馬~3着馬、性齢、負担重量、騎手。
丸印内の数字は馬番になります。
2021年 晴・良 14頭立て タイム 2:12.3
1着 ②アサマノイタズラ 牡3 56.0㎏ 田辺裕信
2着 ⑫ソーヴァリアント 牡3 56.0㎏ 戸崎圭太
3着 ⑩オーソクレース 牡3 56.0㎏ ルメール
2020年 晴・良 12頭立て タイム 2:15.0
1着 ⑥バビット 牡3 56.0㎏ 内田博幸
2着 ⑨サトノフラッグ 牡3 56.0㎏ 戸崎圭太
3着 ⑦ガロアクリーク 牡3 56.0㎏ 川田将雅
2019年 曇・重 16頭立て タイム 2:11.5
1着 ⑧リオンリオン 牡3 56.0㎏ 横山典弘
2着 ②サトノルークス 牡3 56.0㎏ 川田将雅
3着 ①ザダル 牡3 56.0㎏ 石橋脩
2018年 曇・良 15頭立て タイム 2:12.1
1着 ④ジェネラーレウーノ 牡3 56.0㎏ 田辺裕信
2着 ⑮レイエンダ 牡3 56.0㎏ ルメール
3着 ②グレイル 牡3 56.0㎏ 岩田康誠
2017年 晴・良 15頭立て タイム 2:12.7
1着 ⑤ミッキースワロー 牡3 56.0㎏ 横山典弘
2着 ⑦アルアイン 牡3 56.0㎏ ルメール
3着 ②サトノクロニクル 牡3 56.0㎏ M.デムーロ
2016年 曇・良 12頭立て タイム 2:13.1
1着 ④ディーマジェスティ 牡3 56.0㎏ 蛯名正義
2着 ⑩ゼーヴィント 牡3 56.0㎏ 戸崎圭太
3着 ⑨プロディガルサン 牡3 56.0㎏ 田辺裕信
2015年 晴・良 15頭立て タイム 2:13.8
1着 ⑬キタサンブラック 牡3 56.0㎏ 北村宏司
2着 ④ミュゼエイリアン 牡3 56.0㎏ 横山典弘
3着 ②ジュンツバサ 牡3 56.0㎏ 石橋脩
2014年 晴・良 16頭立て タイム 2:11.7 ※新潟芝2200mで施行
1着 ⑤イスラボニータ 牡3 56.0㎏ 蛯名正義
2着 ⑯トゥザワールド 牡3 56.0㎏ 川田将雅
3着 ⑭タガノグランパ 牡3 56.0㎏ 菱田裕二
2013年 晴・良 15頭立て タイム 2:13.5
1着 ③ユールシンギング 牡3 56.0㎏ 北村宏司
2着 ⑧ダービーフィズ 牡3 56.0㎏ 田中勝春
3着 ⑨アドマイヤスピカ 牡3 56.0㎏ 戸崎圭太
2012年 晴・良 17頭立て タイム 2:10.8
1着 ⑫フェノーメノ 牡3 56.0㎏ 蛯名正義
2着 ②スカイディグニティ 牡3 56.0㎏ 四位洋文
3着 ⑮ダノンジェラート 牡3 56.0㎏ 三浦皇成
過去10年の1着馬~3着馬の父、母父
2021年
1着 ②アサマノイタズラ 父ヴィクトワールピサ 母父キングヘイロー
2着 ⑫ソーヴァリアント 父オルフェーヴル 母父シンボリクリスエス
3着 ⑩オーソクレース 父エピファネイア 母父ディープインパクト
2020年
1着 ⑥バビット 父ナカヤマフェスタ 母父タイキシャトル
2着 ⑨サトノフラッグ 父ディープインパクト 母父Not For Sale
3着 ⑦ガロアクリーク 父キンシャサノキセキ 母父Kingmambo
2019年
1着 ⑧リオンリオン 父ルーラーシップ 母父クロフネ
2着 ②サトノルークス 父ディープインパクト 母父Sadler’s Wells
3着 ①ザダル 父トーセンラー 母父Lemon Drop Kid
2018年
1着 ④ジェネラーレウーノ 父スクリーンヒーロー 母父ロックオブジブラルタル
2着 ⑮レイエンダ 父キングカメハメハ 母父シンボリクリスエス
3着 ②グレイル 父ハーツクライ 母父ロックオブジブラルタル
2017年
1着 ⑤ミッキースワロー 父トーセンホマレボシ 母父ジャングルポケット
2着 ⑦アルアイン 父ディープインパクト 母父Essence of Dubai
3着 ②サトノクロニクル 父ハーツクライ 母父Intikhab
2016年
1着 ④ディーマジェスティ 父ディープインパクト 母父ブライアンズタイム
2着 ⑩ゼーヴィント 父ディープインパクト 母父ブライアンズタイム
3着 ⑨プロディガルサン 父ディープインパクト 母父Storm Cat
2015年
1着 ⑬キタサンブラック 父ブラックタイド 母父サクラバクシンオー
2着 ④ミュゼエイリアン 父スクリーンヒーロー 母父エルコンドルパサー
3着 ②ジュンツバサ 父ステイゴールド 母父アフリート
2014年
1着 ⑤イスラボニータ 父フジキセキ 母父Cozzene
2着 ⑯トゥザワールド 父キングカメハメハ 母父サンデーサイレンス
3着 ⑭タガノグランパ 父キングカメハメハ 母父スペシャルウィーク
2013年
1着 ③ユールシンギング 父シンボリクリスエス 母父スペシャルウィーク
2着 ⑧ダービーフィズ 父ジャングルポケット 母父サンデーサイレンス
3着 ⑨アドマイヤスピカ 父キングカメハメハ 母父サンデーサイレンス
2012年
1着 ⑫フェノーメノ 父ステイゴールド 母父デインヒル
2着 ②スカイディグニティ 父ブライアンズタイム 母父ノーザンテースト
3着 ⑮ダノンジェラート 父ディープインパクト 母父Pivotal
気になるポイント
過去10年の傾向とデータから
気になる3つのポイントが出ました。
馬番①~④が馬券内によく来る
過去10年実施されたうち、10回馬券内にきています。
毎年、馬券内にくる計算になります。
とくに馬番②です。
過去10年実施されたうち、6回馬券内にきています。
脅威的です。
レースを検討する上で『馬番』は重要なポイントになります。
やっぱり、中山芝コースは内枠有利だね。
美浦所属の騎手が10年連続勝利中
中山競馬場はトリッキーなコースです。
とくに芝外回り2200mは、癖が強いっ!
いや、ホントに癖が強いんです。
おむすび山が右側に偏ったようなコースになります。
芝外回り2200mはコースを熟知した騎手の成績が圧倒的に良いです。
3歳馬が初めて中山芝外回り2200mを経験すると想定されるセントライト記念では、より顕著な傾向として表れています。
美浦所属の騎手を頭(1着)で狙う場合は頼もしいデータです。
逆に、栗東所属の騎手を頭1着で狙う場合は気になるデータです。
ハービンジャー産駒は中山芝外回り2200mがあまり得意ではない
おむすび山が右側に偏ったようなコース。
スタートから走る直線、外回りをぐるりと回ってむかえる最後の直線。
それ以外はコーナを回っているようなコースです。
器用さが求められる条件が合わないのかもしれません。
これまでハービンジャー産駒は中山芝外回り2200mで6勝しています。
2020/01/26 アメリカジョッキーC(GⅡ) ブラストワンピース 1着
2020/01/12 初咲賞(2勝クラス) エアジーン 1着
2018/04/15 3歳未勝利 ワセダインブルー 1着
2018/03/31 山吹賞(500万下) レイエスプランドル 1着
2016/01/11 4歳以上500万下 マイネルサージュ 1着
2016/01/10 3歳未勝利 ユークリッド 1着
中山芝コースが時計のかかるタフな条件になれば、大味な競馬で勝ち切ることができるようです。
開催後半の中山芝コースが好ましいです。
じつは9月開催の中山芝外回り2200mを勝っていません。これは気になる材料です。
9月開催の中山競馬2週目に行われる
セントライト記念に出走した
ハービンジャー産駒の成績です。
2021年 カレンルシェルブル 4着(11番人気)
2019年 ニシノデイジー 5着(2番人気)
2018年 ケイティクレバー 15着(11番人気)
2018年 レイエスプランドル 6着(14番人気)
2017年 ローリングタワー 12着(12番人気)
2016年 プロフェット 9着(7番人気)
2015年 ベルーフ 5着(3番人気)
ちなみに、中山芝2000mは馬券内によくきます。
これは芝内回りコースであり、スタートから走る直線、向こう正面の直線、内回りを回ってむかえる最後の直線と、不器用さを補えるコースになるからでしょう。
なお、母父(ブルードメアサイアー)では中山芝外回り2200mを勝っていません。
出走を予定しているハービンジャー産駒の2頭は血統的に割り引きが必要かもしれません。
2022年に出走予定のハービンジャー産駒
・ローシャムパーク (父ハービンジャー)
・サイモンバロン (父ハービンジャー)
ハービンジャー産駒が勝ち切るのは難しいのかな。
過去10年は、サンデーサイレンス系、Kingmambo系、グラスワンダー系で馬券内をほとんど占めています。
2022年に出走予定のサンデーサイレンス系
・アスクビクターモア(父ディープインパクト)
・ガイアフォース (父キタサンブラック)
・セイウンハーデス (父シルバーステート)
・ボーンディスウェイ(父ハーツクライ)
2022年に出走予定のKingmambo系
・オニャンコポン (父エイシンフラッシュ)
・キングズパレス (父キングカメハメハ)
2022年に出走予定のグラスワンダー系
・ベジャール (父モーリス)
・マテンロウスカイ (父モーリス)
・ラーグルフ (父モーリス)
・ロンギングエーオ (父スクリーンヒーロー)
実績ある血がよく来ています。
なお、ザファクター産駒は未知数になります。
ザファクター自身はスプリンターであったことを考慮すると、血統的には強く推せないところがあります。
2022年に出走予定のザファクター産駒
・ショウナンマグマ (父ザファクター)
ポイントまとめ
気になる3つのポイントをまとめました。
○馬番①~④は要注目
とくに馬番②は過去10年で6回きている
○美浦所属の騎手が頭(1着)にくる
○ハービンジャー産駒は中山芝外回り2200mがあまり得意ではない
9月開催の中山芝外回り2200mでは未勝利
最後に
様々な予想を考慮された上で、馬券検討の助けになればと思います。
馬券は自己責任でお願いします(*人>ω<)。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。