2022年10月16日(日)に秋華賞が行われます。
当記事では、過去10年の1着馬~3着馬を検証します。
父、母父、人気、前走を振り返えると
気になる3つのポイントが出てきました。
秋華賞は牝馬3冠の最終レースです。
京都競馬場の改修工事のため、2022年は阪神競馬場の芝2000mで行われます。
過去、大波乱になることもありました。
牝馬特有の難しさに注意が必要なレースです。
まずは過去10年のレース結果をご覧ください。
過去10年のレース結果
過去10年ごとに以下の項目をまとめました。
タイム、1着馬~3着馬、性齢、負担重量、騎手。
丸印内の数字は馬番になります。
2021年 晴・良 16頭立て タイム 2:01.2 ※阪神芝2000mで施行
1着 ⑫アカイトリノムスメ 牝3 55.0㎏ 戸崎圭太
2着 ⑭ファインルージュ 牝3 55.0㎏ ルメール
3着 ⑨アンドヴァラナウト 牝3 55.0㎏ 福永祐一
2020年 晴・稍 18頭立て タイム 2:00.6
1着 ⑬デアリングタクト 牝3 55.0㎏ 松山弘平
2着 ⑫マジックキャッスル 牝3 55.0㎏ 大野拓弥
3着 ⑧ソフトフルート 牝3 55.0㎏ 藤岡康太
2019年 晴・稍 17頭立て タイム 1:59.9
1着 ⑤クロノジェネシス 牝3 55.0㎏ 北村友一
2着 ⑧カレンブーケドール 牝3 55.0㎏ 津村明秀
3着 ⑭シゲルピンクダイヤ 牝3 55.0㎏ 和田竜二
2018年 晴・良 17頭立て タイム 1:58.5
1着 ⑪アーモンドアイ 牝3 55.0㎏ ルメール
2着 ⑬ミッキーチャーム 牝3 55.0㎏ 川田将雅
3着 ②カンタービレ 牝3 55.0㎏ 武豊
2017年 雨・重 18頭立て タイム 2:00.2
1着 ⑭ディアドラ 牝3 55.0㎏ ルメール
2着 ⑦リスグラシュー 牝3 55.0㎏ 武豊
3着 ④モズカッチャン 牝3 55.0㎏ M.デムーロ
2016年 晴・良 18頭立て タイム 1:58.6
1着 ⑦ヴィブロス 牝3 55.0㎏ 福永祐一
2着 ③パールコード 牝3 55.0㎏ 川田将雅
3着 ⑮カイザーバル 牝3 55.0㎏ 四位洋文
2015年 晴・良 18頭立て タイム 1:56.9
1着 ⑱ミッキークイーン 牝3 55.0㎏ 浜中俊
2着 ⑨クイーンズリング 牝3 55.0㎏ M.デムーロ
3着 ⑥マキシマムドパリ 牝3 55.0㎏ 幸英明
2014年 晴・良 17頭立て タイム 1:57.0
1着 ⑥ショウナンパンドラ 牝3 55.0㎏ 浜中俊
2着 ④ヌーヴォレコルト 牝3 55.0㎏ 岩田康誠
3着 ⑫タガノエトワール 牝3 55.0㎏ 小牧太
2013年 晴・良 18頭立て タイム 1:58.6
1着 ⑯メイショウマンボ 牝3 55.0㎏ 武幸四郎
2着 ①スマートレイアー 牝3 55.0㎏ 武豊
3着 ⑬リラコサージュ 牝3 55.0㎏ 池添謙一
2012年 曇・良 18頭立て タイム 2:00.4
1着 ⑭ジェンティルドンナ 牝3 55.0㎏ 岩田康誠
2着 ①ヴィルシーナ 牝3 55.0㎏ 内田博幸
3着 ②アロマティコ 牝3 55.0㎏ 佐藤哲三
過去10年の1着馬~3着馬の父、母父
ディープインパクトには黄色マークしています。
2021年
1着 ⑫アカイトリノムスメ 父ディープインパクト 母父キングカメハメハ
2着 ⑭ファインルージュ 父キズナ 母父ボストンハーバー
3着 ⑨アンドヴァラナウト 父キングカメハメハ 母父ディープインパクト
2020年
1着 ⑬デアリングタクト 父エピファネイア 母父キングカメハメハ
2着 ⑫マジックキャッスル 父ディープインパクト 母父シンボリクリスエス
3着 ⑧ソフトフルート 父ディープインパクト 母父Kingmambo
2019年
1着 ⑤クロノジェネシス 父バゴ 母父クロフネ
2着 ⑧カレンブーケドール 父ディープインパクト 母父Scat Daddy
3着 ⑭シゲルピンクダイヤ 父ダイワメジャー 母父High Chaparral
2018年
1着 ⑪アーモンドアイ 父ロードカナロア 母父サンデーサイレンス
2着 ⑬ミッキーチャーム 父ディープインパクト 母父Dansili
3着 ②カンタービレ 父ディープインパクト 母父Galileo
2017年
1着 ⑭ディアドラ 父ハービンジャー 母父スペシャルウィーク
2着 ⑦リスグラシュー 父ハーツクライ 母父American Post
3着 ④モズカッチャン 父ハービンジャー 母父キングカメハメハ
2016年
1着 ⑦ヴィブロス 父ディープインパクト 母父Machiavellian
2着 ③パールコード 父ヴィクトワールピサ 母父Lost Code
3着 ⑮カイザーバル 父エンパイアメーカー 母父サンデーサイレンス
2015年
1着 ⑱ミッキークイーン 父ディープインパクト 母父Gold Away
2着 ⑨クイーンズリング 父マンハッタンカフェ 母父Anabaa
3着 ⑥マキシマムドパリ 父キングカメハメハ 母父サンデーサイレンス
2014年
1着 ⑥ショウナンパンドラ 父ディープインパクト 母父フレンチデピュティ
2着 ④ヌーヴォレコルト 父ハーツクライ 母父スピニングワールド
3着 ⑫タガノエトワール 父キングカメハメハ 母父サンデーサイレンス
2013年
1着 ⑯メイショウマンボ 父スズカマンボ 母父グラスワンダー
2着 ①スマートレイアー 父ディープインパクト 母父ホワイトマズル
3着 ⑬リラコサージュ 父ブライアンズタイム 母父Kingmambo
2012年
1着 ⑭ジェンティルドンナ 父ディープインパクト 母父Bertolini
2着 ①ヴィルシーナ 父ディープインパクト 母父Machiavellian
3着 ②アロマティコ 父キングカメハメハ 母父サンデーサイレンス
ディープインパクトが最も成績がよいです。
但し、バゴ、ハービンシャーといった
欧州血脈の種牡馬も活躍しています。
過去10年の1着馬~3着馬の人気
過去10年は1番人気~3番人気が
上位独占することはありませんでした。
2021年
1着 ⑫アカイトリノムスメ 4番人気
2着 ⑭ファインルージュ 2番人気
3着 ⑨アンドヴァラナウト 3番人気
2020年
1着 ⑬デアリングタクト 1番人気
2着 ⑫マジックキャッスル 10番人気
3着 ⑧ソフトフルート 9番人気
2019年
1着 ⑤クロノジェネシス 4番人気
2着 ⑧カレンブーケドール 2番人気
3着 ⑭シゲルピンクダイヤ 10番人気
2018年
1着 ⑪アーモンドアイ 1番人気
2着 ⑬ミッキーチャーム 5番人気
3着 ②カンタービレ 3番人気
2017年
1着 ⑭ディアドラ 3番人気
2着 ⑦リスグラシュー 4番人気
3着 ④モズカッチャン 5番人気
2016年
1着 ⑦ヴィブロス 3番人気
2着 ③パールコード 4番人気
3着 ⑮カイザーバル 8番人気
2015年
1着 ⑱ミッキークイーン 1番人気
2着 ⑨クイーンズリング 5番人気
3着 ⑥マキシマムドパリ 8番人気
2014年
1着 ⑥ショウナンパンドラ 3番人気
2着 ④ヌーヴォレコルト 1番人気
3着 ⑫タガノエトワール 4番人気
2013年
1着 ⑯メイショウマンボ 3番人気
2着 ①スマートレイアー 2番人気
3着 ⑬リラコサージュ 15番人気
2012年
1着 ⑭ジェンティルドンナ 1番人気
2着 ①ヴィルシーナ 2番人気
3着 ②アロマティコ 6番人気
過去10年の1着馬~3着馬の前走
前走、オークスの馬は赤色マークしています。
2021年
1着 ⑫アカイトリノムスメ 東京 芝2400m オークス(GⅠ)2着
2着 ⑭ファインルージュ 中山 芝2000m 紫苑S(GⅢ)1着
3着 ⑨アンドヴァラナウト 中京 芝2000m ローズS(GⅡ)1着
2020年
1着 ⑬デアリングタクト 東京 芝2400m オークス(GⅠ)1着
2着 ⑫マジックキャッスル 中山 芝2000m 紫苑S(GⅢ)4着
3着 ⑧ソフトフルート 中京 芝2000m 夕月特別(2勝クラス)1着
2019年
1着 ⑤クロノジェネシス 東京 芝2400m オークス(GⅠ)3着
2着 ⑧カレンブーケドール 中山 芝2000m 紫苑S(GⅢ)3着
3着 ⑭シゲルピンクダイヤ 阪神 芝1800m ローズS(GⅡ)4着
2018年
1着 ⑪アーモンドアイ 東京 芝2400m オークス(GⅠ)1着
2着 ⑬ミッキーチャーム 札幌 芝1800m 藻岩山特別(1000万下)1着
3着 ②カンタービレ 阪神 芝1800m ローズS(GⅡ)1着
2017年
1着 ⑭ディアドラ 中山 芝2000m 紫苑S(GⅢ)1着
2着 ⑦リスグラシュー 阪神 芝1800m ローズS(GⅡ)3着
3着 ④モズカッチャン 阪神 芝1800m ローズS(GⅡ)7着
2016年
1着 ⑦ヴィブロス 中山 芝2000m 紫苑S(GⅢ)2着
2着 ③パールコード 中山 芝2000m 紫苑S(GⅢ)5着
3着 ⑮カイザーバル 阪神 芝1800m ローズS(GⅡ)3着
2015年
1着 ⑱ミッキークイーン 阪神 芝1800m ローズS(GⅡ)2着
2着 ⑨クイーンズリング 阪神 芝1800m ローズS(GⅡ)5着
3着 ⑥マキシマムドパリ 阪神 芝2200m 甲武特別(500万下)1着
2014年
1着 ⑥ショウナンパンドラ 中山 芝2000m 紫苑S(OP)2着
2着 ④ヌーヴォレコルト 阪神 芝1800m ローズS(GⅡ)1着
3着 ⑫タガノエトワール 阪神 芝1800m ローズS(GⅡ)2着
2013年
1着 ⑯メイショウマンボ 阪神 芝1800m ローズS(GⅡ)4着
2着 ①スマートレイアー 阪神 芝1800m 夕月特別(1000万下)1着
3着 ⑬リラコサージュ 阪神 芝1800m ローズS(GⅡ)18着
2012年
1着 ⑭ジェンティルドンナ 阪神 芝1800m ローズS(GⅡ)1着
2着 ①ヴィルシーナ 阪神 芝1800m ローズS(GⅡ)2着
3着 ②アロマティコ 阪神 芝2000m ムーンライトH(1600万下)3着
ここ数年はオークスからの直行組みが
好成績を収めています。
過去10年のオークス優勝馬による秋華賞の成績
オークス優勝馬が秋華賞で残した成績を確認しました。
過去10年のオークス優勝馬です。
2021年 ユーバーレーベン 13着
2020年 デアリングタクト 1着
2019年 ラヴズオンリーユー 出走なし
2018年 アーモンドアイ 1着
2017年 ソウルスターリング 出走なし
2016年 シンハライト 出走なし
2015年 ミッキークイーン 1着
2014年 ヌーヴォレコルト 2着
2013年 メイショウマンボ 1着
2012年 ジェンティルドンナ 1着
出走なしを除いた過去10年の成績は、(5,1,0,1)。
2回に1回は秋華賞を勝っています。
オークス優勝馬を軽視しすぎるのは
良くないかもしれません。
気になるポイント
過去10年の傾向とデータから
気になる3つのポイントが出ました。
過去10年、6枠・7枠・8枠の馬が必ず馬券内に来る
3歳牝馬限定のGⅠレースです。
牝馬3冠の最後のレースです。
各陣営の勝ちたい気持ちが早め早めの仕掛けになってしまうようです。
先行集団が潰された後に、外枠から中団から後方に構えていた馬が突っ込んで来る傾向があります。
6枠・7枠・8枠の馬は成績が安定しています。
今回は、どうなるのか?
要注目になります。
やはり荒れる、過去10年は1番人気・2番人気・3番人気が上位を占めた決着がない
1番人気・2番人気・3番人気の馬が上位を占める堅い決着はありません。
4番人気以下の馬が必ず顔を出してきます。
上位人気であるほど、1着を求めています。
勝ちに行く競馬をするので、上位人気馬が鎬を削って消耗したところを人気薄の馬が狙ってきます。
『人気馬による上位独占は無い』と決め打ちしてもよいかもしれません。
前走で負けていても問題ない
秋華賞が荒れる要因として、ステップレースであるローズS(GⅡ)、紫苑S(GⅢ)の1着馬が来ないことが多々あります。
本番の秋華賞に合わせて試走および調整したきた馬に注目が必要になります。
本番での逆転が起こりえる。
過去10年の傾向からは、その前提で考えておいた方がよいです。
ポイントまとめ
気になる3つのポイントをまとめました。
- 過去10年、6枠・7枠・8枠の馬が必ず馬券内に来る
- やはり荒れる、過去10年は1番人気・2番人気・3番人気が上位を占めた決着がない
- 前走で負けていても問題ない
最後に
様々な予想を考慮された上で、馬券検討の助けになればと思います。
馬券は自己責任でお願いします(*人>ω<)。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。