2024年の宝塚記念(G1)を快勝したブローザホーン。
今後の適性ある舞台を考察します。
レース結果
2024年6月23日(日) 京都11R 15:40発走 芝2200m
タイム :2:12.0
上り3F:34.5
1着 ⑫ブローザホーン 牡5 58.0 菅原明良
2着 ⑨ソールオリエンス 牡4 58.0 横山武史
3着 ③ベラジオオペラ 牡4 58.0 横山和生
4着 ⑦プラダリア 牡5 58.0 池添謙一
5着 ⑩ローシャムパーク 牡5 58.0 戸崎圭太
6着 ④ドウデュース 牡5 58.0 武豊
7着 ⑤ディープボンド 牡7 58.0 幸英明
8着 ⑬ルージュエヴァイユ 牝5 56.0 川田将雅
9着 ⑪ヤマニンサンパ 牡6 58.0 団野大成
10着 ②ジャスティンパレス 牡5 58.0 C.ルメール
11着 ①シュトルーヴェ セ5 58.0 D.レーン
12着 ⑥ヒートオンビート 牡7 58.0 坂井瑠星
13着 ⑧カラテ 牡8 58.0 岩田望来
ブローザホーン重馬場で躍動
2024年の宝塚記念は京都開催。
当日は雨の影響を受けた重馬場。
レースの勝ち時計は2:12.0。
ブローザホーン自身の上り3Fは34.0。
重馬場を考えれば時計は速い内容。
但し、それまでの京都が高速決着続き。
そして、最終週ということもあり芝の内沿いは急悪化。
外差し傾向で重巧者が活躍し易い舞台になった。
雨・重馬場・不良馬場への高い適性
2023年5月7日の京都芝2200mの烏丸S(3勝クラス)は不良馬場で行われ、このレースを2着に4馬身差で圧勝している。
雨で走り辛い、時計が掛かる芝コンディションは得意。
母オートクレールも不良馬場を得意とした。
母は2017年10月29日の東京芝1600mの紅葉S(1600万以下)は不良馬場で行われ、このレースを2着に5馬身差で圧勝している。
血統的な特性を受け継いでいる。
菅原明良騎手は初G1
競馬学校の競馬学校騎手課程を卒業。2019年度(第35期)。
同期に岩田望来、斎藤新、亀田温心、小林凌大、団野大成。
美浦の高木登厩舎に所属。
重賞で結果を出していた若手のホープ。
2019年度(第35期)卒業生の中央G1制覇は団野大成に続いて2人目となった。
今後のさらなる活躍が期待できそうだ。
今後の適性ある舞台は?
今回の宝塚記念は雨に恵まれた。
良馬場のガチンコ勝負だと一線級相手に厳しい面も。
420㎏台と小柄で堅実。
雨・重馬場は得意。
どこかステイゴールドを彷彿とさせる。
香港の馬場に対する適性は高そう。
ただ、芝2400mの香港ヴァーズは12月に行われる。
中山芝2500mで行われる有馬記念を時期が重なる。
ブローザホーン自身が中山芝2500mで好結果を出している。
中山芝2500mは2戦2勝。
2022年12月18日 3歳上1勝クラス 1着
2023年3月4日 来特別(2勝クラス) 1着
有馬記念の当日、雨や雪の影響で馬場悪化すれば、かなり楽しみな存在。
陣営も有馬記念に狙いを定めてくると思われる。
秋以降の進路に注目したい。