2022年10月23日(日)に菊花賞が行われます。
当記事では、過去10年の１着馬～３着馬を検証します。
父、母父、前走を振り返えると
気になる３つのポイントが出てきました。
2022年は京都競馬場の改修工事のため、阪神芝3000ｍで行われます。
菊花賞は最も強い馬が勝つと言われています。
クラシック三冠の最終レースです。
３歳限定の菊花賞。
芝3000ｍを初めて走る馬がほとんどだよね。
好走馬には、やっぱり傾向がありそうだね。
まずは過去10年のレース結果をご覧ください。
過去10年のレース結果
過去10年ごとに以下の項目をまとめました。
タイム、１着馬～３着馬、性齢、負担重量、騎手。
丸印内の数字は馬番になります。
最も強い馬が勝つと言われるとおり
その後もＧⅠを勝つ名馬が多いね。
2021年 曇・良 18頭立て タイム 3:04.6 ※阪神芝3000ｍで施行。
１着 ③タイトルホルダー 牡3 57.0㎏ 横山武史
２着 ⑱オーソクレース 牡3 57.0㎏ ルメール
３着 ⑪ディヴァインラヴ 牝3 55.0㎏ 福永祐一
2020年 晴・良 18頭立て タイム 3:05.5
１着 ③コントレイル 牡3 57.0㎏ 福永祐一
２着 ⑨アリストテレス 牡3 57.0㎏ ルメール
３着 ⑩サトノフラッグ 牡3 57.0㎏ 戸崎圭太
2019年 晴・良 18頭立て タイム 3:06.0
１着 ⑤ワールドプレミア 牡3 57.0㎏ 武豊
２着 ⑭サトノルークス 牡3 57.0㎏ 福永祐一
３着 ⑬ヴェロックス 牡3 57.0㎏ 川田将雅
2018年 晴・良 18頭立て タイム 3:06.1
１着 ⑫フィエールマン 牡3 57.0㎏ ルメール
２着 ⑨エタリオウ 牡3 57.0㎏ Ｍ．デムーロ
３着 ⑦ユーキャンスマイル 牡3 57.0㎏ 武豊
2017年 雨・不 18頭立て タイム 3:18.9
１着 ⑬キセキ 牡3 57.0㎏ Ｍ．デムーロ
２着 ④クリンチャー 牡3 57.0㎏ 藤岡佑介
３着 ⑭ポポカテペトル 牡3 57.0㎏ 和田竜二
2016年 曇・良 18頭立て タイム 3:03.3
１着 ③サトノダイヤモンド 牡3 57.0㎏ ルメール
２着 ④レインボーライン 牡3 57.0㎏ 福永祐一
３着 ②エアスピネル 牡3 57.0㎏ 武豊
2015年 晴・良 18頭立て タイム 3:03.9
１着 ③キタサンブラック 牡3 57.0㎏ 北村宏司
２着 ⑪リアルスティール 牡3 57.0㎏ 福永祐一
３着 ⑭リアファル 牡3 57.0㎏ ルメール
2014年 晴・良 18頭立て タイム 3:01.0
１着 ⑯トーホウジャッカル 牡3 57.0㎏ 酒井学
２着 ⑦サウンズオブアース 牡3 57.0㎏ 蛯名正義
３着 ⑪ゴールドアクター 牡3 57.0㎏ 吉田隼人
2013年 曇・不 18頭立て タイム 3:05.2
１着 ⑨エピファネイア 牡3 57.0㎏ 福永祐一
２着 ⑫サトノノブレス 牡3 57.0㎏ 岩田康誠
３着 ④バンデ 牡3 57.0㎏ 松田大作
2012年 晴・良 18頭立て タイム 3:02.9
１着 ⑱ゴールドシップ 牡3 57.0㎏ 内田博幸
２着 ⑩スカイディグニティ 牡3 57.0㎏ メンディザバル
３着 ⑪ユウキソルジャー 牡3 57.0㎏ 秋山真一郎
過去10年の１着馬～３着馬の父、母父
黄色マークした馬は菊花賞馬です。
2021年
１着 ③タイトルホルダー 父ドゥラメンテ 母父Motivator
２着 ⑱オーソクレース 父エピファネイア 母父ディープインパクト
３着 ⑪ディヴァインラヴ 父エピファネイア 母父ディープインパクト
2020年
１着 ③コントレイル 父ディープインパクト 母父Unbridled’s Song
２着 ⑨アリストテレス 父エピファネイア 母父ディープインパクト
３着 ⑩サトノフラッグ 父ディープインパクト 母父Not For Sale
2019年
１着 ⑤ワールドプレミア 父ディープインパクト 母父Acatenango
２着 ⑭サトノルークス 父ディープインパクト 母父Sadler’s Wells
３着 ⑬ヴェロックス 父ジャスタウェイ 母父Monsun
2018年
１着 ⑫フィエールマン 父ディープインパクト 母父Green Tune
２着 ⑨エタリオウ 父ステイゴールド 母父Cactus Ridge
３着 ⑦ユーキャンスマイル 父キングカメハメハ 母父ダンスインザダーク
2017年
１着 ⑬キセキ 父ルーラーシップ 母父ディープインパクト
２着 ④クリンチャー 父ディープスカイ 母父ブライアンズタイム
３着 ⑭ポポカテペトル 父ディープインパクト 母父Mr. Greeley
2016年
１着 ③サトノダイヤモンド 父ディープインパクト 母父Orpen
２着 ④レインボーライン 父ステイゴールド 母父フレンチデピュティ
３着 ②エアスピネル 父キングカメハメハ 母父サンデーサイレンス
2015年
１着 ③キタサンブラック 父ブラックタイド 母父サクラバクシンオー
２着 ⑪リアルスティール 父ディープインパクト 母父Storm Cat
３着 ⑭リアファル 父ゼンノロブロイ 母父エルコンドルパサー
2014年
１着 ⑯トーホウジャッカル 父スペシャルウィーク 母父Unbridled’s Song
２着 ⑦サウンズオブアース 父ネオユニヴァース 母父Dixieland Band
３着 ⑪ゴールドアクター 父スクリーンヒーロー 母父キョウワアリシバ
2013年
１着 ⑨エピファネイア 父シンボリクリスエス 母父スペシャルウィーク
２着 ⑫サトノノブレス 父ディープインパクト 母父トニービン
３着 ④バンデ 父Authorized 母父Priolo
2012年
１着 ⑱ゴールドシップ 父ステイゴールド 母父メジロマックイーン
２着 ⑩スカイディグニティ 父ブライアンズタイム 母父ノーザンテースト
３着 ⑪ユウキソルジャー 父トーセンダンス 母父オースミタイクーン
2015年以降
ディープインパクトの血を引いている馬が
必ず３着以内に来ている。
３歳秋に行われる芝3000ｍを得意とする血があります。
菊花賞を勝った馬の血を引いている場合は注目になります。
父、母父に出てきた馬のうち、菊花賞を勝った馬たちは以下になります。
菊花賞を勝った年と馬名になります。
- 2013年 エピファネイア
- 2005年 ディープインパクト
- 1996年 ダンスインザダーク
- 1990年 メジロマックイーン
2022年の出走馬の父、母父は
必ず確認が必要になるね。
ダービー馬はダービー馬から、と言われるけど。
菊花賞馬は菊花賞馬から、と言ってもいいかも。
そうなんだ。
2015年の菊花賞を勝ったキタサンブラック。
2022年は初年度産駒が１頭出走予定だよ。
過去10年の１着馬～３着馬の前走
赤色マークした馬は前走芝2000ｍ以下に出走しています。
2021年
１着 ③タイトルホルダー 中山 芝2200ｍ セントライト記念（ＧⅡ）13着
２着 ⑱オーソクレース 中山 芝2200ｍ セントライト記念（ＧⅡ）３着
３着 ⑪ディヴァインラヴ 中京 芝2200ｍ 木曽川特別（２勝クラス）１着
2020年
１着 ③コントレイル 中京 芝2200ｍ 神戸新聞杯（ＧⅡ）１着
２着 ⑨アリストテレス 中京 芝2200ｍ 小牧特別（２勝クラス）１着
３着 ⑩サトノフラッグ 中山 芝2200ｍ セントライト記念（ＧⅡ）２着
2019年
１着 ⑤ワールドプレミア 阪神 芝2400ｍ 神戸新聞杯（ＧⅡ）３着
２着 ⑭サトノルークス 中山 芝2200ｍ セントライト記念（ＧⅡ）２着
３着 ⑬ヴェロックス 阪神 芝2400ｍ 神戸新聞杯（ＧⅡ）２着
2018年
１着 ⑫フィエールマン 福島 芝1800ｍ ラジオＮＩＫＫＥＩ賞（ＧⅢ）２着
２着 ⑨エタリオウ 阪神 芝2400ｍ 神戸新聞杯（ＧⅡ）２着
３着 ⑦ユーキャンスマイル 新潟 芝2200ｍ 阿賀野川特別（1000万下）１着
2017年
１着 ⑬キセキ 阪神 芝2400ｍ 神戸新聞杯（ＧⅡ）２着
２着 ④クリンチャー 中山 芝2200ｍ セントライト記念（ＧⅡ）９着
３着 ⑭ポポカテペトル 新潟 芝2200ｍ 阿賀野川特別（1000万下）１着
2016年
１着 ③サトノダイヤモンド 阪神 芝2400ｍ 神戸新聞杯（ＧⅡ）１着
２着 ④レインボーライン 札幌 芝2000ｍ 札幌記念（ＧⅡ）３着
３着 ②エアスピネル 阪神 芝2400ｍ 神戸新聞杯（ＧⅡ）５着
2015年
１着 ③キタサンブラック 中山 芝2200ｍ セントライト記念（ＧⅡ）１着
２着 ⑪リアルスティール 阪神 芝2400ｍ 神戸新聞杯（ＧⅡ）２着
３着 ⑭リアファル 阪神 芝2400ｍ 神戸新聞杯（ＧⅡ）１着
2014年
１着 ⑯トーホウジャッカル 阪神 芝2400ｍ 神戸新聞杯（ＧⅡ）３着
２着 ⑦サウンズオブアース 阪神 芝2400ｍ 神戸新聞杯（ＧⅡ）２着
３着 ⑪ゴールドアクター 札幌 芝2600ｍ 支笏湖特別（1000万下）１着
2013年
１着 ⑨エピファネイア 阪神 芝2400ｍ 神戸新聞杯（ＧⅡ）１着
２着 ⑫サトノノブレス 阪神 芝2400ｍ 神戸新聞杯（ＧⅡ）３着
３着 ④バンデ 阪神 芝2400ｍ 兵庫特別（1000万下）１着
2012年
１着 ⑱ゴールドシップ 阪神 芝2400ｍ 神戸新聞杯（ＧⅡ）１着
２着 ⑩スカイディグニティ 中山 芝2200ｍ セントライト記念（ＧⅡ）２着
３着 ⑪ユウキソルジャー 阪神 芝2400ｍ 神戸新聞杯（ＧⅡ）４着
過去10年、前走が神戸新聞杯、セントライト記念
になる馬が必ず３着以内に来ています。
前走が神戸新聞杯、セントライト記念
になる馬は外せないね。
前走、芝2200ｍ以上を走っている馬が
３着内の30頭中28頭に上ります。
前走の距離はとても重要になります。
前走、芝2000ｍ以下でありながら、菊花賞で３着以内に来た馬は、以下の2頭です。
- フィエールマン （福島 芝1800ｍ ラジオＮＩＫＫＥＩ賞（ＧⅢ）２着）
- レインボーライン（札幌 芝2000ｍ 札幌記念（ＧⅡ）３着）
どちらも、後に天皇賞春（ＧⅠ）を勝っています。
2019年、2020年の天皇賞春を連覇したフィエールマン。
2018年の天皇賞春で初ＧⅠ制覇を果たしたレインボーライン。
前走、芝2000ｍ以下で３着以内に来れる馬は
元来のステイヤー資質が強い馬だけです。
気になるポイント
過去10年の傾向とデータから
気になる３つのポイントが出ました。
前走が条件戦の場合、２勝クラスの芝2200ｍ以上で１着が必要
過去１０年、前走が条件戦の馬は勝っていません。
但し、３着以内には来ています。
３着以内に来ている馬は、以下の条件をすべて満たした馬だけです。
- ２勝クラス（旧1000万下）で１着
- 芝2200ｍ以上に出走
神戸新聞杯の６着以下は来ない
過去１０年、神戸新聞杯の６着以下は一度も３着以内に来ていません。
セントライト記念は大敗からの巻き返しがあります。
中山芝2200ｍは紛れがあるので、巻き返しがあるのかもしれません。
神戸新聞杯は各馬が力を出せる舞台になります。
ここで６着以下に敗れた馬は、本番の菊花賞で巻き返すことができません。
長距離は名騎手に要注意
長距離は騎手の腕が問われます。
過去に菊花賞で３着以内に来ている騎手はマークすべきです。
過去１０年の菊花賞で３着以内に来ている騎手トップ３をまとめました。
- 福永祐一 ６回
- ルメール ５回
- 武豊 ３回
ポイントまとめ
気になる３つのポイントをまとめました。
- 前走が条件戦の場合、２勝クラスの芝2200ｍ以上で１着が必要
- 神戸新聞杯の６着以下は来ない
- 長距離は名騎手に要注意
最後に
様々な予想を考慮された上で、馬券検討の助けになればと思います。
馬券は自己責任でお願いします(*人>ω<)。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
