サンデーレーシングの一口募集で一番申し込みが入った期待馬。
ノーザンファームの育成段階からとても評価が高かった馬。
デビュー戦は6月4日(土)の中京芝1600mを快勝。
馬体重は498㎏と馬格は十分にある。
タイム1:35.4、上り3F34.3と時計面も悪くない。
新種牡馬のサトノダイヤモンド産駒。
父サトノダイタモンドの中央勝ち馬は現時点でダイヤモンドハンズのみ。
サトノダイタモンド自身は仏遠征で海外の洋芝適正を示すことができず、
馬場状態が悪化するとパフォーマンスが落ちる馬だった。
本馬は、走りのフォームに伸びがあり、フットワークが大きい馬。
今の札幌の荒れた時計がかかる洋芝に適応できるか注目になる。
デビュー戦後、福永祐一騎手から「距離は2000mあっていい」とコメント出ている。
やってみないと分からないところはあるが、とても興味深いレースになる。
札幌2歳Sを勝てば父サトノダイヤモンドの評価を上げることができる。
中間は栗東CW6Fで時計を出し、順調な調整過程を経てきた。
現時点の完成度なら、2歳馬同士の札幌2歳Sは十分に勝負になる。
ダイヤモンドハンズの母メチャコルタ(Mecha Corta)について
メチャコルタは南半球出身のアルゼンチン産馬です。
日本の桜花賞(GⅠ)にあたるアルゼンチン1000ギニー(GⅠ)を勝っています。
この勝利以外は大きなレースを勝っていません。
4代母までアルゼンチンで走っています。
5代母は北米で走っています。
祖母Aqui Lulu
曾祖母Great Stampa
4代母Bella Stampa
5代母Go Forward
母系の血統を見ると、あまり日本競馬の血統表では馴染みのない名前がみられます。
アルゼンチンのレベルが決して低いわけではないです。
とても離れているので、生産馬の交流の機会が少なくなってしまうのでしょう。
父サトノダイヤモンドの母がアルゼンチンの名馬だったマルペンサ(Malpensa)です。
配合的には相性は良いと思われます。
気になるのは、洋芝のような重い芝コースへの適性になると考えられます。
アルゼンチンの競馬は、日本に近い時計の早い芝コンディションになります。
この配合は日本で走る上では良いです。
しかし、欧州や香港などの時計のかかる洋芝コンディションは、あまり得意としないかもしれません。