エイティーンガール6着 展開向かず(2022年キーンランドC)

中央競馬

内側の馬場悪化が各騎手のレース戦略を変えさせた。

前半ペースが落ち着き、ほとんどの馬が外側に来る流れは厳しかった。

決め打ちの追い込みタイプ。
エイティーンガールには向かない展開。

武豊騎手コメント
「ペースが落ち着きすぎ、ほとんどの馬が外側にくる展開が厳しかった。
 最後は全馬のびていた。」

結果論になるが、内側を狙って最後に馬場の真ん中に誘導する競馬をしていたら、
馬券に絡んでいたかもしれない。ヨハネスブルグ産駒は荒れ馬場を苦にしないから。

向かない展開でも力を見せて、最後は差し脚を伸ばしていた。

芝1200m路線では展開・馬場状況次第で、まだまだ活躍する馬。

今後の動向に注目したい。

レース結果1着~5着まで

1着 ⑧ヴェントヴォーチェ 6番人気 ルメール
2着 ⑤ウインマーベル   2番人気 松山弘平
3着 ①ヴァトレニ     4番人気 横山武史
4着 ⑯トウシンマカオ   1番人気 川田将雅
5着 ⑪オパールシャルム  11番人気 江田照男

レース回顧

結果的にキーンランドCは雨の影響を受けませんでした。

晴の良馬場になりました。

馬場状態は内目は荒れていました。

しかし、ほとんどの馬が外に来てしまうと、小回りで狭いコースの札幌で大渋滞になります。

外を回る選択をした馬達が渋滞状態の中、丁度馬場の真ん中から内目を通ってきた2頭のワンツー決着になりました。

今年のキーンランドCはスピードで押し切れない馬場と分かっていました。

逃げた①ヴァトレニの横山武史騎手、2番手⑪オパールシャルムの江田照男騎手ともにペースを上げません。

600m~800mの通過ラップが11.8秒となります。

芝1200mの競争としては珍しく中間ラップが落ち着きます。

ここで勝負があった感があります。

加えて、①ヴァトレニは最内を選択したのに対して、⑪オパールシャルムは馬場の外側を選択します。

この開いた馬場の内から真ん中沿いを付いてきたのが、⑤ウインマーベルでした。

その1つ後ろにいて1頭分内側にいたのが⑧ヴェントヴォーチェ。

それほど距離ロスすることなく、馬場の真ん中を抜けてくる競馬ができました。

馬場の外側を選択した馬たちは、馬郡が詰まってしまいます。

また、外を選択した馬たちのさらに外を通る形になってしまいました。

さすがに距離ロスが大きすぎたことが結果に影響しました。