2023年、2年目を迎えた佐々木大輔騎手がローカル開催で躍進している。
1月・2月の小倉開催、3月の中京開催、4月の福島開催を経て、5月の新潟開催で大ブレイク中だ。
佐々木大輔騎手、関東圏(美浦)の菊川正達厩舎に所属している若手騎手だ。
お父さんが調教助手をされている。
小さい頃から競馬場に通う機会があり、騎手に憧れを持った。
騎手を志し、見事に騎手デビューとなった。
目標騎手はL.デットーリ騎手。
尊敬している先輩騎手は富田暁騎手。追い方がカッコいいそうだ。
勝ちたいレースは、日本ダービー。
趣味はラーメン店巡り。
2023年5月19日現在、通算27勝。
1年目は9勝。
2年目は既に18勝をあげている。
まだ減量恩恵である▲だ。
▲は負担重量マイナス3㎏が適用される騎手である。
少し、見習騎手について補足する。
騎手免許の通算取得期間が5年未満で、平地競走の勝利度数が100回以下は見習騎手とされる。
見習騎手には減量制度が適用される。
男性騎手の場合、勝利度数が30回以下で▲(3㎏減)、50回以下で△(2㎏減)、100回以下で☆(1㎏減)となる。
身長は約160㎝。
細身で馬を追う時のアクションが良い。
追って追って馬が伸びてくる。
骨格が細身で、とても騎手向きの体型をしている。
減量苦がそれほど無いと言っており、ここも注目点。
騎手として必要な筋力が付いてくれば、もっと追えるようになる。
2年目は初の特別レース勝利をあげている。
2023年4月22日(土)に、福島10Rの尾瀬特別を15番人気のヴィブラフォンで勝利。
2023年5月13日(土)には、新潟10Rの三国特別を9番人気のスタニングスターで勝利。
これで特別2勝目だ。
15番人気、9番人気と人気薄の馬での勝利だけに価値がある。
若手騎手が活躍し始める前兆。
これは減量恩恵が適用されない特別レースでの勝利が出始めること。
佐々木大輔騎手、正に活躍の前兆が出ている。
今、競馬関係者の評価が急上昇している若手騎手だ。
有力厩舎からの騎乗依頼が増えている。
関東圏(美浦)では、木村哲也厩舎、堀宣行厩舎、国枝栄厩舎、高木登厩舎、田村康仁厩舎、など。
関西圏(栗東)では、中内田充正厩舎、安田隆行厩舎、佐々木晶三厩舎、松永幹夫厩舎、西園正都厩舎、など。
同期には、角田大河、今村聖奈、西塚洸二、等がいる。
現時点で同期の中で最も活躍しているのは、関西圏(栗東)に所属している角田大河騎手。
同期の中で、アイルランド大使特別賞を受賞したのが角田大河騎手だ。
アイルランド大使特別賞とは、競馬学校の卒業時に最も成績優秀だった生徒に贈られる賞である。
ここ最近の佐々木大輔の急上昇は目を見張るものがある。
2年目は関西圏(栗東)の角田大河、関東圏(美浦)の佐々木大輔。
そう言われるようになる日が来るかもしれない。