【社台レースホース 2020年産】２歳馬の勝ち上がり頭数が前年比で倍増（12頭⇒24頭）

２歳馬の勝ち上がり頭数が前年比で倍増しました。

当記事では、以下に注目して検証した結果をまとめました。

勝ち上がった馬たちの確認

勝ち上がった各馬をまとめました。

＜社台レースホース 2020年産の２歳時に勝ち上がった馬たち＞

＜社台レースホース 2019年産の２歳時に勝ち上がった馬たち＞

（補足：2019年産はデビュー時の馬体重はデータとして取得していなかったため、ありません。）

集計結果については以下のとおり。

常に比較されるサンデーレーシングはどうだったのか？

集計結果は以下のとおり。

ほぼ変わらず横ばいでした。

勝ち上がった各馬をまとめました。

＜サンデーレーシング 2020年産の２歳時に勝ち上がった馬たち＞

＜サンデーレーシング 2019年産の２歳時に勝ち上がった馬たち＞

（補足：2019年産はデビュー時の馬体重はデータとして取得していなかったため、ありません。）

社台レースホース好調の要因は何なのか？

好調の要因は何なのか？

育成技術が上がってきたことが大きいと考えられます。

ノーザンファーム生産馬を扱うサンデーレーシングとは常に比較対象となりますが、育成技術という点で大きく劣ってきました。

そのことが競走成績に大きく影響しています。今も影響していると言えます。

これまで、社台ファームの坂路勾配を上げる改修工事、宮城県にある山本トレセンの坂路勾配を上げる改修工事。

色々な改善を行ってきました。

これらが好調の要因のようです。

社台レースホースの関係者の方々が改善に取り組んでいることが身を結び始めたのかもしれません。

そして、今年2023年には、三重県鈴鹿市に新たな外厩施設が開設予定です。

順調なら、2023年4月には運営が開始されそうです。

そうなると、関東圏にある山本トレセン、関西圏にある新トレセンができることになります。

現在、関西馬の場合はグリーンウッド・トレーニングを外厩施設とするのが通常となっています。

社台ファーム生産馬のうち、とくに関西馬には良い環境が整うことになりそうです。

社台ファーム生産馬には、更に追い風が吹くことが予見されます。

今後の出資を検討する上で気になる点は何か？

一口馬主とは競走馬ファンドという投資対象に出資するものです。

出資額に対して、競走馬が走り、賞金を獲得することで、利益を得る仕組みになっています。

当然のことながら、出資額が少ない方が、出資者にとっては良いことになります。

出資額は各一口馬主の運営側が決定することとなります。

この出資額について、気になる点がありました。

サンデーレーシングの出資額が上がったことです。

確認してみました。

以下のとおりです。

2020年産と比較して2021年産は、１頭平均の募集価格は、約553万円ほど上昇しました。

近年、とても好調なサンデーレーシング。

当然と言えるかもしれません。

出資額を上げたことは驚けません。

一口馬主の募集競走率が上がっていることも影響しているのかもしれません。

これに対して、社台レースホースの出資額はどうだったのか？

確認してみました。

以下のとおりです。

2020年産と比較して2021年産は、１頭平均の募集価格は、約277万円ほど上昇しました。

ここ最近の経済状況からコスト値上がり等の影響が考えられるため、１頭平均の価格が上昇することは仕方の無い面はあります。

もし、これから社台レースホースがこのまま盛り返しを見せていくのなら、出資対象としてはサンデーレーシングより魅力的な存在になってくるのかもしれません。