
2022年10月30日(日)に天皇賞秋が行われます。
当記事では、過去10年の1着馬~3着馬を検証します。
父、母父、前走を振り返えると
気になる3つのポイントが出てきました。
天皇賞秋は東京芝2000mを舞台とする伝統のGⅠです。
マイル路線の強豪と芝2000m以上の古馬の王道路線組みがぶつかるレースです。
毎年、とてもレベルが高いレースになります。
まずは過去10年のレース結果をご覧ください。
過去10年のレース結果

過去10年ごとに以下の項目をまとめました。
タイム、1着馬~3着馬、性齢、負担重量、騎手。
丸印内の数字は馬番になります。
2021年 曇・良 16頭立て タイム 1:57.9
1着 ⑤エフフォーリア   牡3 56.0㎏ 横山武史
2着 ①コントレイル    牡4 58.0㎏ 福永祐一
3着 ⑨グランアレグリア  牝5 56.0㎏ ルメール
2020年 曇・良 12頭立て タイム 1:57.8
1着 ⑨アーモンドアイ   牝5 56.0㎏ ルメール
2着 ⑥フィエールマン   牡5 58.0㎏ 福永祐一
3着 ⑦クロノジェネシス  牝4 56.0㎏ 北村友一
2019年 晴・良 16頭立て タイム 1:56.2
1着 ②アーモンドアイ   牝4 56.0㎏ ルメール
2着 ⑨ダノンプレミアム  牡4 58.0㎏ 川田将雅
3着 ⑤アエロリット    牝5 56.0㎏ 戸崎圭太
2018年 晴・良 12頭立て タイム 1:56.8
1着 ④レイデオロ     牡4 58.0㎏ ルメール
2着 ⑨サングレーザー   牡4 58.0㎏ モレイラ
3着 ⑩キセキ       牡4 58.0㎏ 川田将雅
2017年 雨・不 18頭立て タイム 2:08.3
1着 ⑦キタサンブラック  牡5 58.0㎏ 武豊
2着 ②サトノクラウン   牡5 58.0㎏ M.デムーロ
3着 ⑧レインボーライン  牡4 58.0㎏ 岩田康誠
2016年 曇・良 15頭立て タイム 1:59.3
1着 ⑧モーリス      牡5 58.0㎏ ムーア
2着 ⑫リアルスティール  牡4 58.0㎏ M.デムーロ
3着 ⑭ステファノス    牡5 58.0㎏ 川田将雅
2015年 晴・良 18頭立て タイム 1:58.4
1着 ⑧ラブリーデイ    牡5 58.0㎏ 浜中俊
2着 ⑭ステファノス    牡4 58.0㎏ 戸崎圭太
3着 ⑯イスラボニータ   牡4 58.0㎏ 蛯名正義
2014年 晴・良 18頭立て タイム 1:59.7
1着 ④スピルバーグ    牡5 58.0㎏ 北村宏司
2着 ①ジェンティルドンナ 牝5 56.0㎏ 戸崎圭太
3着 ⑮イスラボニータ   牡3 56.0㎏ ルメール
2013年 晴・良 17頭立て タイム 1:57.5
1着 ⑦ジャスタウェイ   牡4 58.0㎏ 福永祐一
2着 ⑨ジェンティルドンナ 牝4 56.0㎏ 岩田康誠
3着 ⑥エイシンフラッシュ 牡6 58.0㎏ M.デムーロ
2012年 曇・良 18頭立て タイム 1:57.3
1着 ⑫エイシンフラッシュ 牡5 58.0㎏ M.デムーロ
2着 ④フェノーメノ    牡3 56.0㎏ 蛯名正義
3着 ⑥ルーラーシップ   牡5 58.0㎏ メンディザバル
過去10年の1着馬~3着馬の父、母父

父、母父はサンデーサイレンス系または
キングマンボ系がほとんどを占めています。

サンデーサイレンス系は黄色マーク
キングマンボ系は赤色マーク
しています。
2021年
1着 ⑤エフフォーリア   父エピファネイア   母父ハーツクライ
2着 ①コントレイル    父ディープインパクト 母父Unbridled’s Song
3着 ⑨グランアレグリア  父ディープインパクト 母父Tapit
2020年
1着 ⑨アーモンドアイ   父ロードカナロア   母父サンデーサイレンス
2着 ⑥フィエールマン   父ディープインパクト 母父Green Tune
3着 ⑦クロノジェネシス  父バゴ        母父クロフネ
2019年
1着 ②アーモンドアイ   父ロードカナロア   母父サンデーサイレンス
2着 ⑨ダノンプレミアム  父ディープインパクト 母父Intikhab
3着 ⑤アエロリット    父クロフネ      母父ネオユニヴァース
2018年
1着 ④レイデオロ     父キングカメハメハ  母父シンボリクリスエス
2着 ⑨サングレーザー   父ディープインパクト 母父Deputy Minister
3着 ⑩キセキ       父ルーラーシップ   母父ディープインパクト
2017年
1着 ⑦キタサンブラック  父ブラックタイド   母父サクラバクシンオー
2着 ②サトノクラウン   父Marju        母父Rossini
3着 ⑧レインボーライン  父ステイゴールド   母父フレンチデピュティ
2016年
1着 ⑧モーリス      父スクリーンヒーロー 母父カーネギー
2着 ⑫リアルスティール  父ディープインパクト 母父Storm Cat
3着 ⑭ステファノス    父ディープインパクト 母父クロフネ
2015年
1着 ⑧ラブリーデイ    父キングカメハメハ  母父ダンスインザダーク
2着 ⑭ステファノス    父ディープインパクト 母父クロフネ
3着 ⑯イスラボニータ   父フジキセキ     母父Cozzene
2014年
1着 ④スピルバーグ    父ディープインパクト 母父Lycius
2着 ①ジェンティルドンナ 父ディープインパクト 母父Bertolini
3着 ⑮イスラボニータ   父フジキセキ     母父Cozzene
2013年
1着 ⑦ジャスタウェイ   父ハーツクライ    母父Wild Again
2着 ⑨ジェンティルドンナ 父ディープインパクト 母父Bertolini
3着 ⑥エイシンフラッシュ 父キングズベスト   母父プラティニ
 
2012年
1着 ⑫エイシンフラッシュ 父キングズベスト   母父プラティニ
2着 ④フェノーメノ    父ステイゴールド   母父デインヒル
3着 ⑥ルーラーシップ   父キングカメハメハ  母父トニービン

過去10年、5代血統表にサンデーサイレンスまたはキングマンボを
持たなかった馬が1頭だけいました。
欧州血統のサトノクラウンです。

サトノクラウンが2着となった2017年は
すごく雨が降った不良馬場のレースでした。
通常の良馬場の場合、サンデーサイレンス
またはキングマンボの血は必須のようです。
過去10年の1着馬~3着馬の前走

ここ数年は前走が上半期のGⅠ出走組みが強いです。
2021年
1着 ⑤エフフォーリア   東京 芝2400m 日本ダービー(GⅠ)2着 
2着 ①コントレイル    阪神 芝2000m 大阪杯(GⅠ)3着
3着 ⑨グランアレグリア  東京 芝1600m 安田記念(GⅠ)2着
2020年
1着 ⑨アーモンドアイ   東京 芝1600m 安田記念(GⅠ)2着
2着 ⑥フィエールマン   京都 芝3200m 天皇賞春(GⅠ)1着
3着 ⑦クロノジェネシス  阪神 芝2200m 宝塚記念(GⅠ)1着
2019年
1着 ②アーモンドアイ   東京 芝1600m 安田記念(GⅠ)3着
2着 ⑨ダノンプレミアム  東京 芝1600m 安田記念(GⅠ)16着
3着 ⑤アエロリット    東京 芝1800m 毎日王冠(GⅡ)2着
2018年
1着 ④レイデオロ     中山 芝2200m オールカマー(GⅡ)1着
2着 ⑨サングレーザー   札幌 芝2000m 札幌記念(GⅡ)1着
3着 ⑩キセキ       東京 芝1800m 毎日王冠(GⅡ)3着
2017年
1着 ⑦キタサンブラック  阪神 芝2200m 宝塚記念(GⅠ)9着
2着 ②サトノクラウン   阪神 芝2200m 宝塚記念(GⅠ)1着
3着 ⑧レインボーライン  阪神 芝2200m 宝塚記念(GⅠ)5着
2016年
1着 ⑧モーリス      札幌 芝2000m 札幌記念(GⅡ)2着
2着 ⑫リアルスティール  東京 芝1600m 安田記念(GⅠ)11着
3着 ⑭ステファノス    東京 芝1800m 毎日王冠(GⅡ)5着
2015年
1着 ⑧ラブリーデイ    京都 芝2400m 京都大賞典(GⅡ)1着
2着 ⑭ステファノス    東京 芝1800m 毎日王冠(GⅡ)7着
3着 ⑯イスラボニータ   東京 芝1800m 毎日王冠(GⅡ)3着
2014年
1着 ④スピルバーグ    東京 芝1800m 毎日王冠(GⅡ)3着
2着 ①ジェンティルドンナ 阪神 芝2200m 宝塚記念(GⅠ)9着
3着 ⑮イスラボニータ   新潟 芝2200m セントライト記念(GⅡ)1着
2013年
1着 ⑦ジャスタウェイ   東京 芝1800m 毎日王冠(GⅡ)2着
2着 ⑨ジェンティルドンナ 阪神 芝2200m 宝塚記念(GⅠ)3着
3着 ⑥エイシンフラッシュ 東京 芝1800m 毎日王冠(GⅡ)1着
 
2012年
1着 ⑫エイシンフラッシュ 東京 芝1800m 毎日王冠(GⅡ)9着
2着 ④フェノーメノ    中山 芝2200m セントライト記念(GⅡ)1着
3着 ⑥ルーラーシップ   阪神 芝2200m 宝塚記念(GⅠ)2着

前走、GⅠまたはGⅡの馬しかいない。
やっぱり天皇賞秋は実力馬が上位に来るね。
気になるポイント

過去10年の傾向とデータから
気になる3つのポイントが出ました。
前走、GⅢ以下はノーチャンス
前走のクラス別の集計結果です。
- GⅠ:15回
 - GⅡ:15回
 
GⅠとGⅡのみです。
レース別の集計結果です。
- 宝塚記念:7回
 - 安田記念:5回
 - 日本ダービー:1回
 - 大阪杯:1回
 - 天皇賞春:1回
 
- 毎日王冠:9回
 - 札幌記念:2回
 - セントライト記念:2回
 - オールカマー:1回
 - 京都大賞典:1回
 
クラスがGⅢ以下の馬は、まったく来ていません。
負担重量56.0㎏以下は要注目
近年の芝コースは時計が出ます。
スピードの持続、最後の直線での瞬発力を求められます。
東京競馬場の芝2000mは、まさに究極の舞台です。
負担重量が少しでも軽くなる方が有利と言えます。
4歳以上の牡馬は58.0㎏を背負います。
3歳馬の有力馬、牝馬の有力馬は負担重量が軽くなります。
もし、3歳馬、牝馬に有力馬がいたらマークすべきです。
馬番⑪から外側は不利
東京競馬場の芝2000mは、特殊なコースです。
スタートしてからすぐにコーナーをむかえます。
過去、外枠不利の傾向がはっきり出ています。
過去10年、各馬番別の3着内にきた回数です。
- ①:2回
 - ②:2回
 - ④:3回
 - ⑤:2回
 - ⑥:3回
 - ⑦:3回
 - ⑧:3回
 - ⑨:5回
 - ⑩:1回
 - ⑫:2回
 - ⑭:2回
 - ⑮:1回
 - ⑯:1回
 
枠順はレース結果に大きく影響するので注意が必要です。
真ん中の⑥⑦⑧⑨が好成績をおさめています。
とくに⑨は過去5回きている好枠になります。
2018年~2021年まで、4年連続で⑨は3着内にきています。
過去10年、何故なのか、不思議と③が一度も3着内に来ていません。
ポイントまとめ

気になる3つのポイントをまとめました。
- 前走、GⅢ以下はノーチャンス
 - 負担重量56.0㎏以下は要注目
 - 馬番⑪から外側は不利
 
最後に

様々な予想を考慮された上で、馬券検討の助けになればと思います。
馬券は自己責任でお願いします(*人>ω<)。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
  
  
  
  
