2022年10月29日(土)にスワンS(GⅡ)が行われます。
当記事では、過去10年の1着馬~3着馬を検証します。
父、母父、前走を振り返えると
気になる3つのポイントが出てきました。
2022年のスワンSは京都競馬場の改修工事に伴い、阪神競馬場の芝1400mで行われます。
毎年、スピード色の強い実力馬が揃う注目のレースです。
まずは過去10年のレース結果をご覧ください。
過去10年のレース結果
過去10年ごとに以下の項目をまとめました。
タイム、1着馬~3着馬、性齢、負担重量、騎手。
丸印内の数字は馬番になります。
2021年 晴・良 18頭立て タイム 1:20.7 ※阪神芝1400mで施行
1着 ⑨ダノンファンタジー 牝5 55.0㎏ 川田将雅
2着 ②サウンドキアラ 牝6 54.0㎏ 松若風馬
3着 ⑥ホウオウアマゾン 牡3 54.0㎏ 坂井瑠星
2020年 晴・良 16頭立て タイム 1:21.2
1着 ④カツジ 牡5 56.0㎏ 岩田康誠
2着 ⑯ステルヴィオ 牡5 57.0㎏ 池添謙一
3着 ②アドマイヤマーズ 牡4 58.0㎏ 川田将雅
2019年 晴・稍 18頭立て タイム 1:21.3
1着 ⑰ダイアトニック 牡4 56.0㎏ スミヨン
2着 ⑩モズアスコット 牡5 57.0㎏ 岩田康誠
3着 ⑧マイスタイル 牡5 56.0㎏ 田中勝春
2018年 晴・良 11頭立て タイム 1:21.5
1着 ⑧ロードクエスト 牡5 56.0㎏ M.デムーロ
2着 ⑩モズアスコット 牡4 58.0㎏ ルメール
3着 ⑤グァンチャーレ 牡6 56.0㎏ 古川吉洋
2017年 雨・重 18頭立て タイム 1:22.4
1着 ③サングレーザー 牡3 54.0㎏ C.デムーロ
2着 ④ヒルノデイバロー 牡6 56.0㎏ 四位洋文
3着 ②レッツゴードンキ 牝5 54.0㎏ 岩田康誠
2016年 曇・良 18頭立て タイム 1:20.7
1着 ⑪サトノアラジン 牡5 57.0㎏ 川田将雅
2着 ②サトノルパン 牡5 56.0㎏ 和田竜二
3着 ⑬エイシンスパルタン 牡5 56.0㎏ 岩田康誠
2015年 晴・良 15頭立て タイム 1:20.2
1着 ⑪アルビアーノ 牝3 52.0㎏ 柴山雄一
2着 ⑭フィエロ 牡6 56.0㎏ M.デムーロ
3着 ⑨オメガヴェンデッタ セ4 56.0㎏ 岩田康誠
2014年 曇・良 13頭立て タイム 1:20.3
1着 ⑪ミッキーアイル 牡3 57.0㎏ 浜中俊
2着 ⑫サンライズメジャー 牡5 56.0㎏ 池添謙一
3着 ⑤フィエロ 牡5 56.0㎏ 福永祐一
2013年 晴・稍 13頭立て タイム 1:20.8
1着 ⑩コパノリチャード 牡3 54.0㎏ 浜中俊
2着 ⑨ダイワマッジョーレ 牡4 57.0㎏ 蛯名正義
3着 ⑦サダムパテック 牡5 58.0㎏ 和田竜二
2012年 晴・良 16頭立て タイム 1:20.5
1着 ⑮グランプリボス 牡4 57.0㎏ 内田博幸
2着 ⑫テイエムオオタカ 牡4 56.0㎏ 藤田伸二
3着 ⑬アドマイヤセプター 牝4 54.0㎏ 福永祐一
過去10年の1着馬~3着馬の父、母父
スピード色の強い血統が目立ちます。
2021年
1着 ⑨ダノンファンタジー 父ディープインパクト 母父Not For Sale
2着 ②サウンドキアラ 父ディープインパクト 母父アグネスデジタル
3着 ⑥ホウオウアマゾン 父キングカメハメハ 母父アグネスタキオン
2020年
1着 ④カツジ 父ディープインパクト 母父ホワイトマズル
2着 ⑯ステルヴィオ 父ロードカナロア 母父ファルブラヴ
3着 ②アドマイヤマーズ 父ダイワメジャー 母父Medicean
2019年
1着 ⑰ダイアトニック 父ロードカナロア 母父サンデーサイレンス
2着 ⑩モズアスコット 父Frankel 母父ヘネシー
3着 ⑧マイスタイル 父ハーツクライ 母父フォーティナイナー
2018年
1着 ⑧ロードクエスト 父マツリダゴッホ 母父チーフベアハート
2着 ⑩モズアスコット 父Frankel 母父ヘネシー
3着 ⑤グァンチャーレ 父スクリーンヒーロー 母父ディアブロ
2017年
1着 ③サングレーザー 父ディープインパクト 母父Deputy Minister
2着 ④ヒルノデイバロー 父マンハッタンカフェ 母父Go for Gin
3着 ②レッツゴードンキ 父キングカメハメハ 母父マーベラスサンデー
2016年
1着 ⑪サトノアラジン 父ディープインパクト 母父Storm Cat
2着 ②サトノルパン 父ディープインパクト 母父ダンシングブレーヴ
3着 ⑬エイシンスパルタン 父Zensational 母父Mutakddim
2015年
1着 ⑪アルビアーノ 父Harlan’s Holiday 母父Unbridled
2着 ⑭フィエロ 父ディープインパクト 母父デインヒル
3着 ⑨オメガヴェンデッタ 父ゼンノロブロイ 母父ホワイトマズル
2014年
1着 ⑪ミッキーアイル 父ディープインパクト 母父ロックオブジブラルタル
2着 ⑫サンライズメジャー 父ダイワメジャー 母父Deputy Minister
3着 ⑤フィエロ 父ディープインパクト 母父デインヒル
2013年
1着 ⑩コパノリチャード 父ダイワメジャー 母父トニービン
2着 ⑨ダイワマッジョーレ 父ダイワメジャー 母父Law Society
3着 ⑦サダムパテック 父フジキセキ 母父エリシオ
2012年
1着 ⑮グランプリボス 父サクラバクシンオー 母父サンデーサイレンス
2着 ⑫テイエムオオタカ 父ホワイトマズル 母父ネヴァーダンス
3着 ⑬アドマイヤセプター 父キングカメハメハ 母父サンデーサイレンス
過去10年の1着馬~3着馬の前走
前走、1着の馬を赤色マークしています。
2021年
1着 ⑨ダノンファンタジー 東京 芝1600m ヴィクトリアマイル(GⅠ)7着
2着 ②サウンドキアラ 東京 芝1600m ヴィクトリアマイル(GⅠ)11着
3着 ⑥ホウオウアマゾン 東京 芝1600m NHKマイルC(GⅠ)9着
2020年
1着 ④カツジ 京都 芝1200m オパールS(OP)9着
2着 ⑯ステルヴィオ 東京 芝1400m 京王杯スプリングC(GⅡ)2着
3着 ②アドマイヤマーズ 東京 芝1600m 安田記念(GⅠ)6着
2019年
1着 ⑰ダイアトニック 京都 芝1400m 安土城S(OP)1着
2着 ⑩モズアスコット 東京 芝1800m 毎日王冠(GⅡ)6着
3着 ⑧マイスタイル 函館 芝2000m 函館記念(GⅢ)1着
2018年
1着 ⑧ロードクエスト 中山 芝1600m 京成杯AH(GⅢ)4着
2着 ⑩モズアスコット 東京 芝1600m 安田記念(GⅠ)1着
3着 ⑤グァンチャーレ 京都 芝1800m 都大路S(OP)3着
2017年
1着 ③サングレーザー 阪神 芝1400m 仲秋S(1600万下)1着
2着 ④ヒルノデイバロー 京都 芝1200m オパールS(OP)2着
3着 ②レッツゴードンキ 中山 芝1200m スプリンターズS(GⅠ)2着
2016年
1着 ⑪サトノアラジン 東京 芝1600m 安田記念(GⅠ)4着
2着 ②サトノルパン 中山 芝1200m スプリンターズS(GⅠ)7着
3着 ⑬エイシンスパルタン 東京 芝1400m 京王杯スプリングC(GⅡ)7着
2015年
1着 ⑪アルビアーノ 中山 芝1600m 京成杯AH(GⅢ)7着
2着 ⑭フィエロ 東京 芝1600m 安田記念(GⅠ)4着
3着 ⑨オメガヴェンデッタ 札幌 芝1200m キーンランドC(GⅢ)4着
2014年
1着 ⑪ミッキーアイル 東京 芝1600m 安田記念(GⅠ)16着
2着 ⑫サンライズメジャー 阪神 芝1600m ポートアイランドS(OP)3着
3着 ⑤フィエロ 東京 芝1600m 安田記念(GⅠ)8着
2013年
1着 ⑩コパノリチャード 阪神 芝1600m ポートアイランドS(OP)16着
2着 ⑨ダイワマッジョーレ 東京 芝1600m 安田記念(GⅠ)9着
3着 ⑦サダムパテック 東京 芝1600m 安田記念(GⅠ)13着
2012年
1着 ⑮グランプリボス 東京 芝1800m 毎日王冠(GⅡ)6着
2着 ⑫テイエムオオタカ 京都 芝1200m オパールS(OP)1着
3着 ⑬アドマイヤセプター 東京 芝1400m 白秋S(1600万下)1着
前走、負けている馬がよく来ています。
気になるポイント
過去10年の傾向とデータから
気になる3つのポイントが出ました。
前走、GⅠ出走組みは有力
前走のクラス別の集計結果です。
- GⅠ:13回
- GⅡ:4回
- GⅢ:4回
- OP:7回
- 3勝クラス(旧1600万下):2回
格は重要になります。
毎年、必ずGⅠ出走組みが3着内にくる計算になります。
前走、6着以下に負けていても問題ない
中央競馬の開催番組では上半期の京王杯スプリングCから
スワンSまで芝1400mの重賞競走はありません。
芝1600mに出走して距離が少し長すぎる。
芝1200mに出走して距離が少し短すぎる。
そういった馬達が集結して、芝1400mでレースが行われます。
たとえ大敗していても、芝1400mに距離が変わって、
ピッタリ嵌ってくる馬が出てきます。
前走、東京競馬場の芝コース組みが強い
前走の競馬場別の集計結果です。
- 東京:16回
- 中山:4回
- 阪神:3回
- 京都:5回
- 函館:1回
- 札幌:1回
東京組みが圧倒的に強いです。
さらに、東京組みのレース別を確認しました。
- 安田記念:8回
- ヴィクトリアマイル:2回
- NHKマイルC:1回
- 毎日王冠:2回
- 京王杯スプリングC:2回
- 白秋S:1回
底力を求められる舞台を経験したことが、スワンSで活きるようです。
ポイントまとめ
気になる3つのポイントをまとめました。
- 前走、GⅠ出走組みは有力
- 前走、6着以下に負けていても問題ない
- 前走、東京競馬場の芝コース組みが強い
最後に
様々な予想を考慮された上で、馬券検討の助けになればと思います。
馬券は自己責任でお願いします(*人>ω<)。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。