今年の登録頭数は13頭になりました。
1・2番人気が予想される注目の2頭のこれまでを振り返ります。
注目2頭
サークルオブライフ
父エピファネイア
母シーブリーズライフ
母父アドマイヤジャパン
阪神JF(GⅠ)1着
アルテミスS(GⅢ)1着
秋初戦はここから始動です。
国枝厩舎所属なので本番の秋華賞の叩きレースの色合いが強そうです。
芝1600mを超える距離で連対経験がありません。
オークスはパドックからテンションが高く、
サウンドビバーチェが放馬するアクシデントも重なり、
発走前の輪乗りの時点で燃え尽きた感がありました。
時計は2:25.8は勝ち馬から1.9秒差離された12着でした。
もし、テンションが上手く落ち着いていたとしたら、
東京芝2400mをこなせたでしょうか?
適性があればもっと上位に来ていたのではと考えています。
母シーブリーズライフは、現役時に芝1200m~芝1400mで活躍しました。
芝1600mを2度走りましたが、どちらも2桁着順に終わっています。
芝1600mを超える距離は走っていません。
サークルオブライフは牝馬としてはガッチリしており、本来は芝1600mあたりがベスト。
とくに力の要るタフな芝コースは良さそうです。
阪神JFがそういう舞台でした。
中山芝2000mの国枝厩舎の叩き1走目ということを考えると、
積極的に手を出し辛いといったところです。
ここで、どんなレースをするのか注目です。
M.デムーロ騎手は次走を見据えた騎乗をするはずなので、
どういうレースプランで来るのかも注目になります。
直近(オークス時)の馬体重は484㎏。
秋初戦の牝馬、馬体重は見逃せないところです。
スタニングローズ
父キングカメハメハ
母ローザブランカ
母父クロフネ
オークス(GⅠ)2着
フラワーC(GⅢ)1着
桜花賞には出走せず、オークスに的を絞っての2着でした。
1枠2番を最大限活用したレーン騎手の好騎乗はありますが、
桜花賞の上位馬達を相手に2着に食い込んできた走りは
芝中距離への適性の高さを感じさせます。
時計2:24.1は勝ち馬から0.2秒差です。
フワラーCを勝ちましたが1枠1番の内々を上手く立ち回って勝ったという
評価で2着馬とは1/2差でした。それほど能力は高くないだろうという
評価におさまりオークスでは10番人気でした。
芝1800mから芝2400mに距離が延びて他牝馬よりも適性があることが
顕著に表れてきたと考えられます。
薔薇一族の血統面からも距離適性の高さが見て取れます。
母母はローズバドは、オークス2着、秋華賞2着、エリザベス女王杯2着
母母母はロゼカラーは、オークス4着、秋華賞3着
3歳時のオークス、秋華賞、エリザベス女王杯では、
馬券に必ず加えたくなる活躍ぶりです。
3歳秋を迎えたスタニングローズは充実していると考えられます。
直近(オークス時)の馬体重は474㎏。
8月末時点では500㎏ほどあり、かなり余裕残しの状態で出てくるかもしれません。
それだけ本番に手応えを感じているということでしょうか?
今回から騎乗するのは坂井瑠星騎手になります。
こぶし賞で勝っている騎手です。
超スローだった、こぶし賞を頭差勝ち切ったことが
オークスの活躍に繋がりました。
彼の騎乗がスタニングローズの活躍を大きく後押ししました。
馬と騎手の相性、というか運勢でしょうか。上向きに見えます。
坂井瑠星騎手の秋華賞での初GⅠ勝。あっても不思議ないです。
秋華賞が大一番になりますが、余裕残しとは言え中山芝2000mの条件は
十分に血統面で適性がある舞台と言えます。