2023年の皐月賞は混戦模様。
ソールオリエンスにもっとも注目。
見る側としては、とても面白い皐月賞になりそう。
ポイントは3つ。
- 各陣営が色気を持っている。
- 前日の雨の影響
- 最後はポテンシャル勝負
まずは出走馬を確認。
出走馬
2023年4月16日(日) 中山11R 15:40発走 芝2000m
出走頭数は18頭です。
①ソールオリエンス 牡3 57.0 横山武史 (2-0-0-0)
②ワンダイレクト 牡3 57.0 藤岡佑介 (1-1-1-0)
③グリューネグリーン 牡3 57.0 石川裕紀人 (2-0-1-2)
④ショウナンバシット 牡3 57.0 M.デムーロ (3-1-1-0)
⑤フリームファクシ 牡3 57.0 D.レーン (3-1-0-0)
⑥ウインオーディン 牡3 57.0 三浦皇成 (1-1-0-2)
⑦ファントムシーフ 牡3 57.0 C.ルメール (3-0-0-1)
⑧トップナイフ 牡3 57.0 横山典弘 (2-3-1-2)
⑨ホウオウビスケッツ 牡3 57.0 横山和生 (2-1-0-0)
⑩ラスハンメル 牡3 57.0 石橋脩 (1-1-1-2)
⑪シャザーン 牡3 57.0 岩田望来 (2-1-0-0)
⑫ダノンタッチダウン 牡3 57.0 川田将雅 (1-2-0-0)
⑬グラニット 牡3 57.0 嶋田純次 (1-1-1-4)
⑭タスティエーラ 牡3 57.0 松山弘平 (2-0-0-1)
⑮ベラジオオペラ 牡3 57.0 田辺裕信 (3-0-0-0)
⑯タッチウッド 牡3 57.0 武豊 (1-1-0-0)
⑰メタルスピード 牡3 57.0 津村明秀 (2-0-3-2)
⑱マイネルラウレア 牡3 57.0 戸崎圭太 (2-0-0-0)
注意:競争成績に海外競馬・地方競馬・地方交流競走は含まれません。
ポイント
各陣営が色気を持っている
2023年の皐月賞は大混戦。
能力の高さを見せているが、まだまだ未完成な状態の馬が多い。
枠順の並びが発表された。
1枠①ソールオリエンスは普通に考えると不利。
おそらく荒れた内沿いからスタートしなければいけない。
ただ今回の皐月賞は掛かり癖のある馬、かつ、能力の高い馬が先行勢に揃っている。
⑤フリームファクシ、⑯タッチウッドは手応え良く、第4コーナーを回ってくるはず。
各陣営は色気を持っている。
他馬は手応えの良い先行勢に合わせて動き出す。
①ソールオリエンスはスタートからリズム重視で行けば、直線では道が開けると見ている。
結果として、先行集団を見ながら、
差し脚を活かす競馬が嵌りそう。
前日の雨の影響
今の競馬場の馬場管理は凄い。
前日の土曜日は酷い馬場状態になると思われる。
ただ、皐月賞当日の馬場状態は急回復する可能性がある。
良馬場から稍重で行われる見込み。
荒れた内側を避けて、直線では馬郡がばらける。
能力のある馬、脚のある馬は、抜け出す進路はできやすくなる。
最後はポテンシャル勝負
現状、3歳牡馬のレベルは前年と比較して劣る印象。
能力の高さは見せている馬はいる。
ポテンシャルが高いと見ているのは2頭
①ソールオリエンス
京成杯からのローテーションが嫌われそうだが、
調教を見て状態がとても良い。さらに状態が上がっている。
中山でコーナリングを上手に回ってこれるかは、やってみないと分からない。
ただ、今回の皐月賞は大味な展開を見込んでいるので、影響は少ないのでは。
京成杯はコーナーで外に膨れながら、最後の2Fを11.7-11.5。
最後の1Fで最も加速しているのは見逃せない。
兄弟のヴァンドギャルドは芝1800mあたりを得意とした。
現状は、東京芝2400mより中山芝2000mの方が良いのではと思っている。
正直、馬体はまだ良く見えない。子供っぽい印象。
皐月賞当日、どれだけ成長しているのか楽しみもあり、不安もある。
陣営の評価がとても高い。
本馬は手塚厩舎所属になる。
手塚厩舎の先輩フィエールマン(GⅠ3勝)と比較しても
手塚調教師の感触ではポテンシャルは引けを取らないそう。
本当なら、十分に通用する。
横山武史騎手は、本馬に対して半信半疑に見える。
無理に出して行ったり、勝ちに攻める競馬はしなさそう。
今回は結果として、そのことが功を奏するかもしれない。
馬主の社台レースホースが好調。
復調と言えるのかも。
山本トレセンの坂路改修の効果?
今回の皐月賞は、ノーザンファーム1強の流れを変えるきっかけになるかも。
⑯タッチウッド
阪神芝2000mの新馬戦の内容が優秀。
稍重の馬場コンディションで勝ちタイムは2:02.2。
後半2Fのラップ、11.0-11.2。
加速して後続を突き放している。
この時の走りのフットワークが凄い。
馬力があってスケールが大きい。
共同通信杯では東京芝1800mの途中から掛かり逃げて2着。
どう見ても、東京芝1800mの瞬発力、スピード、切れを求められる条件より、
中山芝2000mのタフなパワー、持続力勝負の方が向いている。
負担重量が57㎏になり底力を求められるのも良い。
GⅠ競争向き。
今回8枠⑯になったが、今回に関しては折り合い、リズム重視で競馬を
することを考えると、むしろ良かいかもしれない。とくに跳びが大きいだけに。
個人的には変に控えるより、強気に先行押し切りに出ても良い印象。
能力で押し切られても全く不思議ない。
成績や安定感の面から、それほど人気しないのも妙味が大きい。
武豊&武幸四郎の兄弟GⅠ制覇もありえる。
とくに武豊騎手は能力の高い、逃げ・先行馬を扱うのが上手い。
年齢は50歳を過ぎて追えなくなっているのは事実。
ただ、馬自身が動く、行きっぷりの良い馬をコントロールするのは流石。
サイレンススズカやスマートファルコンのように、
通常よりオーバーラップで攻めて押し切る競馬で最も成功している騎手。
ここからは、次点で人気しそうな馬たちの印象
⑤フリームファクシ
気の良い馬というか、前向きな面がある。
スムーズに流れに乗れそう。
多少馬場が悪くなっても、むしろ良いかも。
レーン騎手は、荒れた中山の内ラチ沿いで
距離ロスを抑えて有利に競馬できる騎手。
リスグラシューの有馬記念は好騎乗だった。
勝ち切るにはパンチ不足の印象があるので、レーン騎手の腕に注目。
⑦ファントムシーフ
前走の共同通信杯は上手くいった。
卒が無いタイプ。
ただポテンシャルでは劣ると見ている。
⑤フリームファクシと⑯タッチウッドに近い位置にいそうだが、
脚の使いどころで劣勢になってしまうかも。
ルメール騎手騎乗で手堅く人気しそうだが、あえて消してみても面白いかも。
⑭タスティエーラ
ローテーションが厳しいのは不安。
状態に上り目は望めないのでは。
今回の条件は良いが、心配な面が大きい。
やや反応が鈍く、差しを活かすタイプが7枠⑭も厳しい印象。
⑮ベラジオオペラ
馬体のバランスの良い馬。
調教をセーブ気味。
無理をしていないのは好感。
陣営(田辺騎手)は変に色気を持たずに競馬してきそうで、
ここでも3着内に突っ込んで来る可能性は高そう。
⑱マイネルラウレア
8枠⑱ _| ̄|○ ガックリ。
この馬こそ内枠に入って欲しかった。
馬体は500㎏台。
荒れた中山の芝はピッタリ。
十分に好走を期待できる馬。
最後の1Fでグーンと伸びてくる馬。
中山の坂を上った後にグンと来そう。
本馬も負けなし。
だけど人気しなそうなのも良い。
最後に
様々な予想を考慮された上で、馬券検討の助けになればと思います。
馬券は自己責任でお願いします(*人>ω<)。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。