ドウデュース出走のニエル賞の相手関係

海外競馬

ドウデュースのフランス初戦。
パリロンシャン競馬場でニエル賞(GⅡ)が行われる。
9月11日(日) 日本時間23時25分発走。

出走予定は7頭

ゲート番 馬番 馬名 騎手 性齢 負担重量 備考
デピュティルーラー(DEPUTY RULER) Clement Lecoeuvre 牡3 58.0㎏ グレードレースの実績なし
ラストロノーム(L’ASTRONOME) Christophe Soumillon 牡3 58.0㎏ パリ大賞典(G1)の5着馬、PRIX HOCQUART(G2)の勝ち馬
シムカミル(SIMCA MILLE) Gregory Benoist 牡3 58.0㎏ パリ大賞典(G1)の2着馬、PRIX DU LYS LONGINES(G3)の勝ち馬
トゥルーテスタメント(True Testament) Olivier Peslier 牡3 58.0㎏ PRIX GUILLAUME D’ORNANO(G2)の3着馬、PRIX DE CONDE(G3)の2着馬
ラッソー(LASSAUT) Cristian Demuro 牡3 58.0㎏ PRIX DU JOCKEY CLUB(G1)の8着馬、POULE D’ESSAI DES POULAINS(G1)の5着馬
アイハル(AIKHAL) Ioritz Mendizabal 牡3 58.0㎏ 愛でG3を1勝
ドウデュース(DO DEUCE) 武豊(YUTAKA TAKE) 牡3 58.0㎏ 日本ダービ(G1)、朝日杯FS(G1)の勝ち馬

相手関係は?

一番の強敵はシムカミル(SIMCA MILLE)です。

パリ大賞典(GⅠ)でオネスト(ONESTO)と接戦のすえ2着になった馬です。
この馬は力があります。強いです。

芝2400mの逃げ馬です。
良いリズムでマイペースに逃げます。
最後の3Fをしっかりまとめてきます。

9/10(土)に行われた愛チャンピオンSでオネスト(ONESTO)が2着になりました。
単純比較すると欧州クラシックディスタンスで上位の力を持ってます。

シムカミル(SIMCA MILLE)は今が伸び盛りで、どんどん力を付けています。
2走前のPRIX DU LYS LONGINES(G3)では2着馬に3.5馬身の差をつけて勝ちました。

他出走馬はシムカミル(SIMCA MILLE)と比較すると、実績・勢いでかなり劣ります。

ラッソー(LASSAUT)が日本ダービーにあたるジョッケクルブ賞、皐月賞にあたるプール・デッセ・デ・プーラン賞に出走しています。
ドーヴィル競馬場で1走前に芝2000mのリステッド競争を勝っています。
欧州クラシックディスタンスで勝ち負けするには力不足の印象です。

間違いなくシムカミル(SIMCA MILLE)が一番の強敵になります。
そして、レースを作る逃げ馬になります。

シムカミル(SIMCA MILLE)の直近2走の出走レース結果を通過ラップを含めて確認しました。

2走前:PRIX DU LYS LONGINES(GⅢ)

2022年6月19日(日) シャンティイ競馬場
PRIX DU LYS LONGINES(GⅢ)
芝2400m
馬場状態はBON SOUPLE(稍重)

レース結果 2:28.70
1着馬シムカミル(SIMCA MILLE)
(3.5馬身差)
2着馬バーチャルロック(VIRTUAL ROCK)

通過距離 通過ラップ 1F計測タイム
0m 00:00.00
1400m 01:28.06 88.06(1F平均12.58)
1800m 01:53.60 25.54(1F平均12.77)
2000m 02:05.38 11.78
2200m 02:16.76 11.38
2400m 02:28.70 11.94

上り3Fのラップは、35.1(11.78‐11.38‐11.94)

シムカミル(SIMCA MILLE)は1ハロンを12.5秒~12.7秒くらいの一定のペースで逃げました。
上り3Fをすべて11秒台でまとめ、2着馬に3.5馬身差をつけて快勝です。

2022年PRIX DU LYS LONGINES(GⅢ)は、Youtubeにレース動画が上がっています。

1走前:パリ大賞典(GⅠ)<GRAND PRIX DE PARIS>

2022年7月14日(木) パリロンシャン競馬場
パリ大賞典(GⅠ)<GRAND PRIX DE PARIS>
芝2400m
馬場状態はBON SOUPLE(稍重)

レース結果 2:27.76
1着馬オネスト(ONESTO)
2着馬シムカミル(SIMCA MILLE)
(約5馬身差)
5着馬ラストロノーム(L’ASTRONOME)

通過距離 通過ラップ 1F計測タイム
0m 00:00.00
1400m 01:28.78 88.78(1F平均12.68)
1800m 01:52.90 24.12(1F平均12.06)
2000m 02:04.38 11.48
2200m 02:15.94 11.56
2400m 02:27.76 11.82

上り3Fのラップは、34.86(11.48‐11.56‐11.82)

シムカミル(SIMCA MILLE)が2走前のPRIX DU LYS LONGINES(GⅢ)とほぼ同様のペースで逃げました。
残り1000mからの通過ラップはパリ大賞典の方が厳しいです。
ここも上り3Fをすべて11秒台でまとめています。
残り200mでオネスト(ONESTO)に交わされました。
その後にしぶとく食らいついてきました。
粘り強いタイプです。

オネスト(ONESTO)は最後方から追い込む競馬でシムカミル(SIMCA MILLE)を交わしました。

2022年パリ大賞典(GⅠ)<GRAND PRIX DE PARIS>は、Youtubeにレース動画が上がっています。

ニエル賞の結果は?

パリ大賞典でオネスト(ONESTO)がした最後方から追い込む競馬がドウデュースにとって理想です。

本番の凱旋門賞を見据えていれば尚更です。

ニエル賞は本番に向けての試走になります。

ここでシムカミル(SIMCA MILLE)相手にどれだけの競馬ができるか?

表現はよくないですが、シムカミル(SIMCA MILLE)はある意味で物差し馬になります。

シムカミル(SIMCA MILLE)にあっさり逃げ切られるようでは本番は期待できないかもしれません。

本番が楽しみになるレースを期待しています。