荒れた札幌の洋芝。
外目の枠を引いた札幌芝1800ｍを２度経験した牝馬２頭の１着、２着でした。
１着ドゥーラ
父ドゥラメンテ、母イシス、母父キングヘイロー
２着ドゥアイズ
父ルーラーシップ、母ローズマンブリッジ、母父ディープインパクト
２頭は騎手のレース戦略に従って上手な競馬ができました。
共通する点です。
・このコース形態を経験している。
・操作性が高い。
３着のダイヤモンドハンズは、初めての札幌小回り、
洋芝の条件に上手く適応できませんでした。
そんな中でも力のあるところを見せています。
洋芝より軽い芝の方が合っていると思われます。
この先、注目が必要な１頭になります。
５着のブラストウェーブは現状なりに走れていました。
レースを走るごとに強くなっていくと思います。
１着、２着の２頭は賞金的にオークスに出ることができるはずです。
クラシック路線に乗ってどれだけ成長を見せてくるか注目になります。
１着ドゥーラはドゥラメンテ産駒、母父キングヘイローです。
今まさに走っている血統になります。
父ドゥラメンテは２世代でＧⅠ馬２頭を送り出しています。
・タイトルホルダー（天皇賞春、宝塚記念）
・スターズオンアース（桜花賞、オークス）
母父キングヘイローは重賞での活躍が顕著でＧⅠで勝負できる底力を持ちます。
・ディープボンド（天皇賞春２着２回、有馬記念２着）
・ピクシーナイト（スプリンターズＳ１着）
・イクイノックス（日本ダービー２着）
・ウォーターナビレラ（桜花賞２着）
加えて、母母父はステイゴールドになります。
阪神芝外回り1600ｍなら力で来れますし、距離延びて楽しみになります。
馬場悪化で底地を要求される場面でも確実に走れます。
まだまだ、どんな素質馬が出てくるか分かりませんが、
過去２年ソダシ（桜花賞、ヴィクトリアマイル）、
ジオグリフ（皐月賞）を輩出している札幌２歳Ｓです。
クラシックの有力候補の１頭になりますね。
騎乗した斎藤新騎手は４年目になります。乗れる同期が多くいます。
岩田望来騎手、菅原明良騎手、団野大成騎手、亀田温心騎手は既に重賞を勝っています。
またオーストラリアから中央競馬に移籍した藤井勘一郎騎手も同期になります。
藤井勘一郎騎手も重賞を勝っています。
この世代はＧⅠの常連になってくる騎手達だと思っています。
どんな活躍をみせてくれるか、という視点でも楽しみになります。
