2022年9月現在、騎手2年目をむかえている永島まなみ騎手。
ここ最近、騎乗馬が徐々に増えています。
今村聖奈騎手の活躍で目立たない存在になっている。
しかし、永島騎手は乗れると見ています。
永島騎手のプロフィール、これまでの成績を振り返り、今後の活躍を考察していきます。
永島まなみ騎手のプロフィール
2002年10月27日生まれで、現在19歳です。
父は兵庫県の園田で騎手をしていた永島太郎さん。
現在は騎手を引退されて、兵庫県の園田で調教師に転身されています。
永島騎手は、騎手としての父の姿を見て、騎手を志していきました。
子供時代にはジョッキーベイビーズに参戦しています。
日本中央競馬会の競馬学校の試験に合格し、3年間の厳しい騎手過程を経ました。
所属先は高橋康之厩舎に決まり、無事に騎手免許をすることができました。
2021年3月から騎手デビューとなりました。
目標としている騎手は、武豊騎手と岩田康誠騎手です。
武豊騎手はどの新人騎手も目標として名前をあげますね。
岩田康誠騎手を目標としてあげるところ、やはり園田の大先輩として尊敬の念があるようです。
話し方は関西風におっとりしているように見えます。
ただ、自分が好きな話題(とくにイケメンのこと)となると止まらなくなるようです。
いまどきの19歳の女性としての一面もあります。
これまでの成績(2022年9月19日終了時点)
現在、16勝をあげています。
1年目は7勝。
<厩舎別の内訳>
・高橋康之 3勝
・新谷功一 1勝
・平田修 1勝
・鹿戸雄一 1勝
・粕谷昌央 1勝
2年目は9勝。
<厩舎別の内訳>
・飯田雄三 2勝
・寺島良 1勝
・角田晃一 1勝
・藤原英昭 1勝
・谷潔 1勝
・宮徹 1勝
・高橋亮 1勝
・浅見秀一 1勝
現時点で2年目は、1年目の成績を上回っています。
藤原英昭厩舎や浅見秀一厩舎といった栗東の有力厩舎から騎乗依頼が増えています。
女性騎手の負担重量の恩恵を期待されての騎乗依頼です。
とくに3歳未勝利戦で勝ちまで一歩足りない馬に騎乗する機会が増えました。
今後の活躍を考察
1年目から30勝超えを達成している今村聖奈騎手と比較すると数字では劣ります。
成績だけを見てしまうと、活躍していないように見えます。
しかし、永島騎手が逃げ馬に乗った時は怖いですよ。
馬が止まらないです。
永島まなみ騎手は騎乗姿勢は安定していますし、前掛かりに乗っているタイプです。
逃げ先行をスムーズに運べれば、女性騎手の負担重量の恩恵を受けることができます。
<女性騎手の減量制度>
騎手免許の通算取得期間が5年未満に該当する者
・50勝以下は★4㎏減
・50勝以上~100勝以下は▲4㎏減
騎手免許の通算取得期間が5年を超えた者
・◇2㎏減
★4㎏減は、やはり効果が大きいです。
馬柱を見て、うわっ!
負担重量が軽いな、という印象を持つ人がほとんどでしょう。
それは競馬関係者も同じようです。
明らかに女性騎手の減量効果を期待されての騎乗依頼が増えました。
依頼してくる厩舎も有力厩舎が増えてきました。
勝ちあぐねる管理馬を何とか勝たせてあげたい、という厩舎側の思い。
そこと女性騎手の減量効果がマッチングします。
素質馬に騎乗する機会が増えており、レースでの経験値を着実に積み上げています。
ここで経験していることが、さらなる勝ち星につながっていくことは容易に想像できます。
最後に
JRA主要4場の騎乗機会は少なく、ほぼローカル開催を中心に騎乗しています。
現時点で、東京競馬場と改修中の京都競馬場は騎乗経験がありません。
今後は主要競馬場での活躍が見たいですね。
永島まなみ騎手と言えば、この馬。
そういった馬と巡り合える日も、そう遠くないのではないでしょうか。