過去10年、外国馬の最高着順は5着。
まったく、勝ち負けできてない、と言っていいです。
データと傾向からは外国馬は買えません。
ただ、今回の外国馬は要注目と思います。
何故なのか?
3つの理由です。
- グランドグローリーと想定1番人気シャフリヤールの差が小さい
- 有力な外国3歳馬が出走
- 過去5年と比較すると、外国馬に対抗する日本馬のレベルが怪しい
また、枠順が発表されました。
①シムカミル
②オネスト
③ヴェルトライゼンデ
④トラストケンシン
⑤グランドグローリー
⑥ヴェラアズール
⑦テュネス
⑧デアリングタクト
⑨ユニコーンライオン
⑩ハーツイストワール
⑪カラテ
⑫シャドウディーヴァ
⑬テーオーロイヤル
⑭ダノンベルーガ
⑮シャフリヤール
⑯リッジマン
⑰ユーバーレーベン
⑱ボッケリーニ
これは、日本の上位人気馬には不利な枠順です。
正直なところ、シャフリヤールは心配です。
今回は外国馬の3着内、十分にありえます。
詳細は、以下にまとめます。
- 2022年は4頭の外国馬が出走
- 要注目となる3つの理由
- 過去10年の外国馬の成績
- 2021年 1着 ②コントレイル 2:24.7 33.7 (8-7-8-8)
- 2020年 1着 ②アーモンドアイ 2:23.0 34.7 (4-5-4-4)
- 2019年 1着 ⑤スワーヴリチャード 2:25.9 36.5 (7-7-6-5)
- 2018年 1着 ①アーモンドアイ 2:20.6 34.1 (3-2-2-2)
- 2017年 1着 ①シュヴァルグラン 2:23.7 34.7 (5-4-4-4)
- 2016年 1着 ①キタサンブラック 2:25.8 34.7 (1-1-1-1)
- 2015年 1着 ⑮ショウナンパンドラ 2:24.7 33.9 (9-9-8-11)
- 2014年 1着 ④エピファネイア 2:23.1 35.0 (3-2-3-4)
- 2013年 1着 ⑦ジェンティルドンナ 2:26.1 33.9 (3-3-3-4)
- 2012年 1着 ⑮ジェンティルドンナ 2:23.1 32.8 (2-2-3-6)
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- まとめ
- 最後に
2022年は4頭の外国馬が出走
4頭の外国馬が出走予定です。
グランドグローリー 牝6
シムカミル 牡3
オネスト 牡3
テュネス 牡3
要注目となる3つの理由
要注目の3つの理由です。
グランドグローリーと想定1番人気シャフリヤールの差が小さい
前回、2021年のジャパンC。
3着馬がシャフリヤール(2:25.2)。
5着馬がグランドグローリー(2:25.5)。
タイム差は僅か0.3秒差。
今回、4歳馬になったシャフリヤールは負担重量57.0㎏。
前回より、負担重量+2㎏です。
450㎏台のシャフリヤールにとっては、
プラスとは言えません。
2022年の凱旋門賞、グランドグローリーは5着。
レースを見返すと、酷い雨の中、
外から良い脚で追い込んでいます。
競走能力はまったく落ちていない。
むしろ、2度目の来日でより良い状態で出走可能とみます。
グランドグローリーは勝ち負けできる存在です。
有力な外国3歳馬が出走
3頭の3歳牡馬が出走してきました。
各馬に簡単ですが、コメントしました。
シムカミル
過去好成績の馬番①におさまりました。
切れるタイプではありません。
先行して粘るタイプ。
パリ大賞(GⅠ)2着。
ニエル賞(GⅡ)1着。
競走能力はあります。
勝ち負けは厳しい印象がありますが、
レースを掻き乱してくるかもしれません。
オネスト
過去好成績の馬番②におさまりました。
しかも、ルメール騎手が騎乗。ここは注目です。
3走前のパリ大賞(GⅠ)1着。
前走、凱旋門賞(GⅠ)10着。
Frankel産駒です。
フットワークが軽くきれいで
日本の馬場は合っていそうです。
注目したいのは、パリ大賞(GⅠ)の上り3Fです。
パリロンシャン競馬場の稍重の馬場状態。
勝ちタイムは、2:27.76。
上り3Fは、34.27秒 (11.26-11.09-11.92)。
タフな欧州の芝馬場で、しっかり速い脚を使えています。
レース展開的に、日本の人気馬をマークしながら、
最後に追い込んできそうです。
パリ大賞(GⅠ)のレース分析をした記事は以下になります。
テュネス
一番不気味な存在です。
半兄に2021年の凱旋門賞を勝ったトルカータータッソ。
重たいドイツ血統ですが、超良血です。
Allegrettaの母系。
一族からは、キングズベスト、アーバンシー、
ガリレオ、シーザスターズ、が輩出されています。
競走能力は、かなり高そう。
週末は晴れ予報なので、雨は降りそうにない。
これまでのレースとは条件が違いますが、
激走されても驚けません。
過去5年と比較すると、外国馬に対抗する日本馬のレベルが怪しい
正直、想定1番人気のシャフリヤールが
勝ち切れるか微妙です。
テーオーロイヤルは天皇賞春の激走が
影響しているのか、状態一息の印象。
最も期待できるとすれば、ダノンベルーガ。
次がヴェラアズール。
日本馬の中だけでも大混戦が予想されます。
過去10年の外国馬の成績
過去10年の外国馬の成績を以下にまとめます。
各年の1着馬のタイム、上り3F、(通過順位)。
これと、外国馬をタイム差で比較しています。
2021年 1着 ②コントレイル 2:24.7 33.7 (8-7-8-8)
5着 ⑥グランドグローリー 2:25.5 34.2 (9-9-9-9) 0.8秒差
8着 ⑱ジャパン 2:25.7 34.3 (11-12-11-12) 1.0秒差
11着 ③ブルーム 2:26.1 34.8 (14-11-11-9) 1.4秒差
2020年 1着 ②アーモンドアイ 2:23.0 34.7 (4-5-4-4)
10着 ⑧ウェイトゥパリス 2:24.6 35.1 (15-15-15-15) 1.6秒差
2019年 1着 ⑤スワーヴリチャード 2:25.9 36.5 (7-7-6-5)
外国馬の出走なし
2018年 1着 ①アーモンドアイ 2:20.6 34.1 (3-2-2-2)
10着 ⑥サンダリングブルー 2:23.4 35.0 (14-14-14-14) 2.8秒差
11着 ⑫カプリ 2:23.7 36.0 (12-11-12-12) 3.1秒差
2017年 1着 ①シュヴァルグラン 2:23.7 34.7 (5-4-4-4)
5着 ⑭アイダホ 2:24.7 35.1 (14-14-14-13) 1.0秒差
9着 ③ギニョール 2:25.0 36.2 (2-3-3-2) 1.3秒差
12着 ⑩ブームタイム 2:25.2 35.9 (9-6-6-7) 1.5秒差
15着 ⑥イキートス 2:25.5 35.7 (16-16-16-15) 1.8秒差
2016年 1着 ①キタサンブラック 2:25.8 34.7 (1-1-1-1)
7着 ⑤イキートス 2:26.4 34.4 (13-14-12-13) 0.6秒差
12着 ⑮ナイトフラワー 2:26.9 34.6 (15-17-17-16) 1.1秒差
14着 ⑧イラプト 2:27.1 35.5 (5-5-5-6) 1.3秒差
2015年 1着 ⑮ショウナンパンドラ 2:24.7 33.9 (9-9-8-11)
6着 ⑧イラプト 2:25.0 34.5 (4-4-5-5) 0.3秒差
11着 ⑱ナイトフラワー 2:25.2 34.2 (14-13-11-15) 0.5秒差
14着 ②トリップトゥパリス 2:25.3 34.4 (15-15-15-11) 0.6秒差
18着 ⑭イトウ 2:29.1 38.7 (4-3-3-3) 4.4秒差
2014年 1着 ④エピファネイア 2:23.1 35.0 (3-2-3-4)
6着 ②アイヴァンホウ 2:24.1 35.3 (13-11-10-8) 1.0秒差
16着 ⑦アップウィズザバーズ 2:27.5 38.1 (17-17-16-17) 4.4秒差
中止 ⑱トレーディングレザー (5-5-7-18)
2013年 1着 ⑦ジェンティルドンナ 2:26.1 33.9 (3-3-3-4)
5着 ⑩ドゥーナデン 2:26.3 33.6 (14-11-10-10) 0.2秒差
13着 ⑭シメノン 2:26.7 33.8 (12-11-13-13) 0.6秒差
17着 ⑰ジョシュアツリー 2:28.0 35.5 (6-6-6-7) 1.9秒差
2012年 1着 ⑮ジェンティルドンナ 2:23.1 32.8 (2-2-3-6)
8着 ⑥レッドカドー 2:24.1 33.4 (11-11-10-12) 1.0秒差
11着 ⑪ジャッカルベリー 2:24.5 34.1 (15-15-13-7) 1.4秒差
12着 ⑤マウントアトス 2:24.6 33.9 (8-8-10-12) 1.5秒差
13着 ⑭ソレミア 2:24.7 34.5 (4-4-4-3) 1.6秒差
17着 ②スリプトラ 2:27.7 37.2 (6-6-6-11) 4.6秒差
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まとめ
改めて、外国馬の3着内は十分に
ありえる理由をまとめました。
- グランドグローリーと想定1番人気シャフリヤールの差が小さい
- 有力な外国3歳馬が出走
- 過去5年と比較すると、外国馬に対抗する日本馬のレベルが怪しい
最後に
様々な予想を考慮された上で、馬券検討の助けになればと思います。
馬券は自己責任でお願いします(*人>ω<)。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。