2023年日本ダービー。
2023年5月28日(日)の東京競馬場で行われる。
当日の天候は快晴が予想されている。
良馬場。超高速トラックとなりそうだ。
1番人気はソールオリエンス。
皐月賞の驚異的な内容から、ここは間違いなさそう。
コーナリングや幼さが見えるので不安要素から、どれほど人気するかは分からない。
当記事では、ここまでの調整過程、ソールオリエンスの戦歴、過去の番狂わせの日本ダービーを振り返りたい。
最も運の馬が勝つと言われる日本ダービー。
当日に最も運を呼び寄せる馬はどれになるのか。
ダービーデーが待ち遠しい。
追い切り内容
1週前追い切り、レース当週の追い切りが行われた。
2023年5月17日(水) 1週前追い切り
ウッドチップDコース
騎乗は横山武史騎手。
80.8(14.3)-66.5(14.5)-52.0(14.5)-37.5(14.2)-23.3(12.2)-11.1
2023年5月24日(水) レース当週の追い切り
ウッドチップDコース
騎乗は横山武史騎手。
84.3(16.3)-68.0(15.6)-52.4(15.0)-37.4(14.0)-23.4(12.1)-11.3
調教内容を見た印象は順調。
状態は皐月賞より上がっている。
共同記者会見のコメント感想
横山武史騎手の共同記者会見のコメントからも状態の良さがうかがい知れる。
騎手本人からは、「勝ちたい」という強い思いが一番印象に残った。
手塚貴久調教師の共同記者会見のコメントも同様。
とくにトモに緩さがあるのは事実だが、むしろそれが今は良い面になっているのではないか、
というニュアンスの言葉が出ていた。
東京芝2400mの距離をこなす上で柔らかさは重要なのかもしれない。
良馬場の高速決着も向いているのではないか、という話だった。
ソールオリエンスの戦歴
ソールオリエンスの過去3戦を振り返りたい。
1戦目は新馬戦は東京芝1800m。(1着)
2戦目は中山芝2000mの京成杯。(1着)
3戦目が中山芝2000mの皐月賞。(1着)
2戦目、3戦目が時計のかかる中山競馬場であった。
重い馬場、時計のかかる馬場で高いパフォーマンスを見せた。
2着馬を1馬身以上離している。
気になるのは、1戦目の新馬戦だ。
東京芝1800mの良馬場。時計の速い条件。
ここでは、2着馬とクビ差の接戦だった。
この時の2着馬は素質馬のレーベンスティール。
3着馬には5馬身差。
レースの上り3Fは、11.5-11.0-11.0。
スローの上り勝負だっただけに差が付かないのは仕方ない。
ただ、ソールオリエンス自身、1ハロンの区間が10秒台になるような強い瞬発力があるタイプではないと思われる。
それだけに、距離延長となる東京芝2400m、負担重量57㎏。
この時期の3歳馬として、タフな条件はむしろ良いのかもしれない。
過去の番狂わせの日本ダービー
ソールオリエンスの能力、ポテンシャルは確かだ。
ただ、レース展開次第では脆さを見せるかもしれない、とも思っている。
極端なスローで動き出せない位置にいるケース
これは、2017年のレイデオロの日本ダービーパターン。
1番人気のアドミラブルが8枠⑱から凄い脚で追い込むも届かず。
良馬場でありながら勝ちタイム2:26.9という超スローの日本ダービーだった。
超高速トラックの特殊な条件の中、大逃げ・先行勢が傾れ込むケース
もう一つは、2019年のロジャーバローズの日本ダービーパターン。
12番人気のロジャーバローズが超ハイペースで大逃げを打ったリオンリオンの流れに乗って、そのまま傾れ込んだケース。
結果として、この時は1番人気~3番人気の馬達が距離不安があったことも要因としてあった。
2023年の日本ダービーがどのような展開になるのか、枠順、当日の馬場状態は大きな要素になってくる。